いい湯がREITになる。

大江戸温泉ホールディングス、温泉特化型REITを近く立ち上げ、上場へ

日経新聞によると、ベインキャピタル傘下の大江戸温泉ホールディングスが、近く温泉に特化して投資するREITを立ち上げるとのこと。保有する温泉旅館などを組み入れるとのこと。温泉特化のREITは世界初とのこと。その名も大江戸温泉リート投資法人とのこと。

  • 温泉旅館などに特化した不動産投資信託(REIT)

  • ベインキャピタル傘下の大江戸温泉ホールディングスが新たにREIT

  • 保有する温泉旅館などを組み入れる

  • 温泉に特化して投資するREITは世界初

 

温泉とは興味深い。温泉のある国や地域は世界でもありますが、やはり日本と言ったら温泉まさに日本ならではって感じでおもしろいですね。

 

 

いつ上場するのか

上記日経新聞によると、8月中にも上場する見通しとのこと。

  • 8月中にも上場する見通し

 

時価総額は

上記日経新聞によると、時価総額は200億円弱になりそうとのこと。

 

  • 時価総額は200億円弱

 

 

なんで温泉REITを始めるのか

上記日経新聞によると、温泉施設からの収益を投資家に分配するとのこと。このためには、まず、安定的な収益を出しそうな9物件をREITに売却するとのこと。この売却で得た資金を、地方の温泉旅館の取得、再生に充てるとのこと。そして、再生したらまた売却、というサイクルを確立地方経済の押上げにも貢献したいとのこと。REIT上場後は毎年新規に3-5件温泉旅館物件を取得していくとのこと。

  • 温泉施設から得られた収益を投資家に分配

  • 9物件をまずREITに売却

  • 新たな地方の温泉旅館などの取得・再生に充てる

  • REITに売却して、その資金で再び新規の物件を取得

  • 地方経済の押し上げにも貢献

  • 毎年、新規に3~5物件を取得

 

この発想の仕方。これって、まさにファンドの考え方そのもの。この発想を温泉施設でする。得た資金を使ってうまく再生できれば、よい循環が生まれるでしょう。なんでこんなにファンド的な考え方をするのか。それは、大江戸温泉HDの親会社が今ベインキャピタルだからでしょう。そもそもではなぜベインキャピタルは大江戸HDを買ったんでしょうか。また、温泉ビジネスはうまくいくのでしょうか。それが下記。

 

ベインキャピタルが大江戸HDを買った理由は

ベインやピタルが大江戸HDを買ったのが2015年。当時の日経新聞によると、ベインキャピタルが大江戸HDを買った理由、それは、温泉業界は訪日客の増加で成長が見込める市場だ、というもの。さらに、大江戸HDの宿泊者の約2割は外国人であったとのこと。

 

  • 温泉業界は訪日客の増加で成長が見込める市場

  • 大江戸温泉の宿泊者の約2割は外国人

 

こういった経緯からベインキャピタルが買ったわけです。で、彼らのノウハウを駆使し、これからはこの2割という比率をもっともっと上げていくということでしょう。まぁベインキャピタル自体外資ですから、外国人向けビジネスには長けてはいるでしょうね。

 

というわけで、訪日客狙いという点、これをこのREITが上場した後も、忘れてはいけないと思います。

 

結局、今後買っていく温泉施設を今後どんどん再生していく必要があるわけで、どう再生していくかのキーワードがこの言葉に凝縮されていますから。

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