人工知能(AI)を使い、ウイルス検知
日経新聞によると、NTTコミュニケーションズは人工知能(AI)を使い、企業の情報漏洩を防ぐシステムを開発したとのこと。
NTTコミュニケーションズは人工知能(AI)を使い、企業の情報漏洩を防ぐシステムを開発
最近ウイルス感染のニュースが多かったので、いいニュースですね。具体的にどのように活用できるのでしょうか。以下見ていきます。
サイバー攻撃のパターンをAIに学習させる
上記日経新聞によると、サイバー攻撃のパターンをAIに学習させ、過去の不審な動きを蓄積するとのこと。AIにウイルスが攻撃するパターンに多いとされる文字列と、通常の状態を学習させるとのこと。例としては、社員向けのメールなどにいつもと異なるURLの文字列があった場合、即座に攻撃の可能性を企業に知らせるとのこと。
サイバー攻撃のパターンをAIに学習させ
過去の不審な動きを蓄積
AIにウイルスが攻撃するパターンに多いとされる文字列と、通常の状態を学習させる
社員向けのメール
いつもと異なるURLの文字列
即座に攻撃の可能性を企業に知らせる
要するに、AIがサイバー攻撃のビッグデータを分析して検知するという話でしょう。今企業も人が足らないですから、AIがやるってのはいい思いますね。しかし、普通のウイルスソフトでいいのでは?と考える方、以下を参照。
ウイルス検知率は9割以上、これまでは4割
上記日経新聞によると、一般的なウイルス対策製品では4割程度しかウイルスは検知できないとのこと。今回のシステムは、9割以上のウイルスを検知できるとのこと。
一般的なウイルス対策製品では4割程度しか検知できていなかった
9割以上のウイルスを検出できる
ここが一番のウリでしょう。要は今までのウイルス対策製品より検知率が倍以上いいという話。
大手の個人情報を扱う企業で対策が遅れている企業は、こういうのを利用するのを検討しはじめたほうがいいかもしれませんね。
NTTコミュニケーションズのセキュリティーシステムの利用客は無料で試せる
上記日経新聞によると、NTTコミュニケーションズのセキュリティーシステムの利用顧客は、8月に無料配布されるとのこと。顧客が使ってみてどうだったか聞いてみたいところ。
同社のセキュリティーシステムの利用顧客向けに8月から無償配布
大手企業は情報漏洩の際、かなりのイメージダウンにつながります。
セキュリティー対策をやっている企業というのもいろいろあるわけですから、社内の対策だけにとどめず、専門家を雇ったりする対策も必要でしょう。