銀行の新たな海外事業モデルになるか。
三井住友銀、タイで海外入金を現地銀に委託
日経新聞によると、三井住友銀行はタイのバンコク銀行と組むとのこと。バンコク銀行と現金の入金業務をいたくする契約を結んだとのこと。これにより、約1150店あるバンコク銀行の支店で、三井住友銀行の口座に預金できるようにするとのこと。
タイのバンコク銀行と組み
バンコク銀と現金の入金業務を委託する契約を結んだ。
約1150店ある同行の支店で三井住友銀の口座に預金できるようにする
これはおもしろい。何がおもしろいのかって、以下書きますが、このビジネスモデルでしょう。これは初めての試みです。
さらに、バンコク銀行でいろいろできるようになるってのがいいですよ。1150も支店があるわけですから、タイの日系企業にとっては近所のバンコク銀行で手続きとかができるようになるってことで、いろいろな意味でかなり楽になるでしょう。下記見ていきます。
具体的な利用方法: バンコク銀行の支店に現金を持ち込んで手続きするだけ。タイの小売りや飲食業に朗報。
上記日経新聞によると、三井住友銀行のバンコク支店に口座を持つ顧客が、バンコク銀行の支店に現金を持ち込んで手続きすれば、三井住友銀行の口座に入金できるようにするとのこと。タイ現地に進出している小売りや飲食業など、日々の営業で現金を取り扱う日系企業の利用を見込むとのこと。
三井住友銀のバンコク支店に口座を持つ顧客がバンコク銀の支店に現金を持ち込んで手続き
三井住友銀の口座に入金できる
現地に進出している小売りや飲食業
日々の営業で現金を取り扱う日系企業の利用
まぁこれが何で便利なのかというと、下記を見れば分かります。
これまでと違い、資金管理が楽になり、コストも抑制できる
上記日経新聞によると、これまでは日系企業が現地で稼いだお金を三井住友銀行の口座に預ける場合、同行のバンコク支店に直接持ち込んだり、地場銀行経由で送金したりする必要があったとのこと。今回のようにバンコク銀行の支店網を活用できれば、資金管理が楽になり、コストも抑制できるとのこと。代わりに三井住友銀行はバンコク銀行に一定の手数料を払うとのこと。
これまでは日系企業が現地で稼いだお金を三井住友銀の口座に預ける場合
同行のバンコク支店に直接持ち込んだり、地場銀行経由で送金したりする必要
バンコク銀の支店網を活用
資金管理が楽
コストも抑制
三井住友銀はバンコク銀に一定の手数料を払う
三井住友銀行をメインで使っていた人なんかは、三井住友銀行バンコク支店までわざわざ行くか、もしくは地場銀行から三井住友銀へ送金。送金手数料が取られてたわけでしょう。
小売りとか飲食だと、日々の決済っていう概念も重要になってきます。その辺にあるバンコク銀行が使えるようになるなら、毎日ちょくちょく行けるし、楽。それに、送金手数料取られない。いい話でしょう。
なぜこの三井住友銀行とバンコク銀行が組むことが、新たな銀行のビジネスモデルになりえるのか
現地企業にとってのメリットは既に紹介しましたが、本当のミソはここです。というか、ここが銀行にとって今後のキーになってきます。
上記日経新聞によると、今回のような外国銀行への海外業務の委託は邦銀で初めてとのこと。自前での出店や地場銀行のM&Aよりもコストを抑え、機動性も高い方法で海外事業を強化、とのこと。
外国銀行への海外業務の委託は邦銀で初めて
自前での出店や地場銀行のM&A(合併・買収)よりもコストを抑え
機動性も高い方法で海外事業を強化
結局、従来はこういうことをやりたかったら、現地企業を買収したり、支店をさらに開設したりということをしなくちゃあかんかったわけです。買収に関していえば、私もやってたんでよく分かりますが、とりあえずいろいろプロセス踏まないといけないし、あと金もかかる。
出資関係のない銀行同士での新たなビジネスモデルの誕生か
一つはっきりさせておくべきは、今回は従来のように買収やら出資やらしておらず、このような大きなステップを踏んでるわけです。
つまり、買収とかの話をすっ飛ばして、1150店ものバンコク銀行の支店が利用できるようになるってことです。新しいビジネスモデルと言えるでしょう。
今回のモデルが成功すれば、他のアジア諸国にもこのような動きが広がっていく可能性がでてきます。そのため、この三井住友銀行とバンコク銀行の試みが、うまくいくのかに要注目です。