結論は、リオ五輪出場OK。
前回、クリシナ選手が再びリオ五輪出場が不可能になったと書きました。これは、その後の話です。下記まとめてありますが、状況が二転三転しました。
クリシナ、再びリオ五輪出場可能に。CASがダリア・クリシナの異議申し立てを認め、リオ五輪出場を認める裁定を下す。
8月15日に時事通信が報じたところ、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は15日、国際陸連からリオデジャネイロ五輪への出場資格を取り消されたロシアのダリア・クリシナの異議申し立てを受け、リオ五輪出場を認める裁定を下したとのこと。
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は15日
国際陸連からリオデジャネイロ五輪への出場資格を取り消されたロシアのダリア・クリシナ(25)の異議申し立てを受け、リオ五輪出場を認める裁定を下した
美人で有名なアスリート、クリシナ選手。下記に各通り、状況が二転、三転してますが、最終結果は、リオ五輪出場可能、という結論です。よかったですね。ファンはうれしいでしょう。
なぜCASはクリシナの異議申し立てを認め、リオ五輪出場を認める裁定を下したのか
上記時事通信によると、世界反ドーピング機関の調査報告書で関与が指摘され、12日に出場資格を取り消されたものの、クリシナがCASに異議申し立てをしたとのこと。そして、CASは「ロシア国外での検査に完全に従っていることを立証した」とし、リオ五輪出場を認めたとのこと。
世界反ドーピング機関の調査報告書で関与が指摘
12日に出場資格を取り消した
しかし、CASは「ロシア国外での検査に完全に従っていることを立証した」とし、リオ五輪出場を認めた
クリシナ選手はアメリカを拠点に活動し、検査も定期的に受けていたということでしたから。では一体反ドーピング機関の新たな発見というのはいったなんだったんだって話になってきますよね。
本人はハラハラもんでしょう。それが下記。
クリシナのリオ五輪出場の状況は二転三転した
ここで一度まとめておきましょう。これは本人もけっこうハラハラしてしんどかったでしょう。
1.まずロシア陸上選手全体がロシア国家ぐるみのドーピングとやらで、リオ五輪に出場できなくなった
↓
2.その後、クリシナ選手だけがロシアの陸上選手の中では唯一出場可能になった
↓
3.その後、新たな事実というものが発覚し、クリシナ選手の出場が不可能になった
↓
4.CASにクリシナ選手が異議申し立てをしたのち、CASはこの異議申し立てを認め、クリシナ選手はリオ五輪出場できることになった
こりゃたまらない。
しかし、やはり意味がよく分からないのが上記3番でしょう。それが下記。
そもそも、なぜダリヤ・クリシナは一度、リオ五輪を取り消されたのか
こちらの記事でも書きましたが、いったい、なぜダリヤ・クリシナは参加OKの状態から、一度参加ダメになったのでしょうか(上記3番目)。
si.comによると、先週のWADAの調査チームのレポートで新情報が登場したとのこと。これにより、ダリヤ・クリシナのケースが再び再評価される必要があったとのこと。
というわけで、この新事実発覚とやらで再び出場が取り消されたという点、この新事実とやらは、いったい何だったんでしょうか。
クリシナの女子走り幅跳びはいつから試合が始まるのか
上記時事通信によると、クリシナが出場する女子走り幅跳びは、16日(日本時間17日)に予選が始まるとのこと。
クリシナが出場する女子走り幅跳びは、16日(日本時間17日)に予選が始まる
もうここまできたら、入賞して表彰台の上で言いたこといっちゃってもらったほうがすっきりするような気がしますね。
CASはイシンバエワの異議申し立ては認めなかったが、クリシナの異議申し立ては認めた
要は、ロシアという国家組織の中でやっていた人物は世界記録保持者であろうとアウト、クリシナはアメリカを拠点にしていたからOKということですね。
CASから逆転判決がでたのは大きいでしょう。