カジノ業界の勢力図に変化か。

 

 

サイパン島やカンボジアで新興カジノ運営会社が台頭。中国の富裕層をマカオから奪っている。

日経新聞によると、アジア太平洋のカジノ業界の勢力図が変わり始めているとのこと。米自治領サイパン島やカンボジアで新興カジノ運営会社が台頭し、中国の富裕層の取り込みに力を入れているとのこと。

 

  • アジア太平洋のカジノ業界の勢力図が変わり始めている

  • 米自治領サイパン島やカンボジアで新興カジノ運営会社が台頭

  • 中国の富裕層の取り込みに力を入れる

 

実におもしろい。今、カジノの中心がマカオからサイパン、カンボジアへと移っているということでしょうか。

 

昔はカジノといえばマカオでした。どれくらいマカオのカジノ産業が大きいのか。それが下記。

 

 

マカオのカジノはどれくらい儲かっているのか。マカオのカジノ収入はラスベガスの約3倍で世界一の規模。

上記日経新聞によると、野村国際曰く、マカオのカジノ収入は2015年に290億ドル(約2兆9千億円)とのこと。これはラスベガスの約3倍で世界一の規模とのこと。

 

  • 野村国際によると、マカオのカジノ収入は15年に290億ドル(約2兆9千億円)

  • 米ラスベガスの約3倍で世界一の規模

 

まずマカオのカジノ収入がラスベガスの収入の3倍もあるというのが驚きですよね。カジノ世界一はマカオということです。

 

なぜマカオのカジノがこんなに規模がでかくなったか。中国の富裕層がばんばん金を使ったからというのはよく聞きますね。しかし、それも今や転換期のようです。

 

なぜマカオのカジノはシェアを奪われているのでしょうか。それが下記。

 

 

なぜマカオのカジノは減収が続いているのか。中国の習近平指導部が進める反腐敗運動の影響が大きく、マカオのカジノは減収続き。

上記日経新聞によると、世界最大のカジノ都市マカオは中国の習近平指導部が進める反腐敗運動の影響で減収が続くとのこと。

 

  • 世界最大のカジノ都市マカオは中国の習近平指導部が進める反腐敗運動の影響

  • 減収が続く

 

 

ではなぜ習近平が反腐敗運動をすると、マカオのカジノが減収するのでしょうか。

 

 

マカオは、中国政府の監視の目を逃れるために避けられている

上記日経新聞によると、中国政府は反腐敗運動の一環として、官僚や国有企業幹部によるマカオへの出入りの監視を強化しているとのこと。クレジットカードの決済までチェックしているとのこと。

 

  • 中国政府の監視の目を逃れるため

  • 中国政府は反腐敗運動の一環

  • 官僚や国有企業幹部によるマカオへの出入りの監視を強化

  • クレジットカードの決済までチェック

 

というわけで、マカオの監視が厳しくなったから、サイパンやカンボジアのカジノに中国人の富裕層が移動しているということでしょう。

 

 

サイパンのカジノ、ベストサンシャインには中国人富裕層が集まっている

上記日経新聞によると、サイパンのカジノ、ベストサンシャインには中国人の富裕層が集まっているとのこと。テーブルを飛び交う賭け金は月間15億ドル(約1500億円)を超えるとのこと。

 

  • カジノ「ベストサンシャイン」

  • 中国人の富裕層が集まる

  • テーブルを飛び交う賭け金は月間15億ドル(約1500億円)を超える

 

ギャンブルで1500億円も毎月金が動くと。さすが中国人。

 

 

カンボジアのカジノ、ナガワールドも中国人でにぎわっている

上記日経新聞によると、カンボジア首都プノンペンにあるカジノ、ナガワールドにも中国人がたくさん来ているとのこと。17日にはカジノの地下1階に大型商業施設が部分開業したとのこと。1万3千平方メートルのなかに「グッチ」や「コーチ」など200店が並ぶとのこと。

 

  • カンボジア首都プノンペン

  • ナガワールド

  • 中国人でにぎわう

  • 17日にはカジノの地下1階に大型商業施設が部分開業

  • 1万3千平方メートルのなかに「グッチ」や「コーチ」など200店

 

 

マカオは脱カジノでマカオは事業構造の転換を急ぐ

上記日経新聞によると、マカオではマカオは脱カジノでマカオは事業構造の転換を急ぐとのこと。米系カジノ運営会社ウィン・リゾーツは22日、コタイ地区に大型リゾート施設「ウィン・パレス」を開業するとのこと。

総投資額は41億ドル(約4100億円)とのこと。売り物の「パフォーマンス・レイク」では、音楽や光に合わせて揺れ動く噴水をロープウエーから眺められるとのこと。

 

  • マカオは事業構造の転換を急ぐ

  • 米系カジノ運営会社ウィン・リゾーツは22日

  • コタイ地区に大型リゾート施設「ウィン・パレス」を開業

  • 総投資額は41億ドル(約4100億円)

  • 売り物の「パフォーマンス・レイク」では、音楽や光に合わせて揺れ動く噴水をロープウエーから眺められる

 

要するに。マカオのカジノは、いわゆるIRってやつに転換してきているわけですね。IRってのは、統合型リゾートのことです。要は、カジノだけでなく、ショッピングモールやら映画館やらアミューズメントパークやら、いろんな楽しみができる場所です。

 

 

ラスベガスもいまやIR

ちなみに、カジノで有名なラスベガスですが、こちらもとっくの昔にIR化を始めてます。

 

確か私のアメリカの大学時代であるクラスを一緒に受講していた女性が、ラスベガスの劇場で歌うたってます。写真を見たことがあります。ラスベガスはカジノだけでなく、エンターテイメント施設化しました。

 

 

IRならいろんな客層を呼び込むことができる

IRであれば、何も中国人の富裕層で金を使いまくる人だけにターゲットを絞るわけではなく、家族連れの客とかも呼び込めます。

 

日本でもカジノを導入するという話の際には、決まってIRの話題がでます。まぁ単なるカジノ施設でなく、IRにしようというのは当然の議論であるべきだとは思いますね。

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