生産性を上げるのに役立つ可能性あり。
トヨタを主な取引先とする部品メーカーの旭鉄工が生産ライン監視システムを外部に販売することに。
日経新聞によると、トヨタ自動車を主な取引先とする部品メーカーの旭鉄工が生産ライン監視システムを外部に販売するとのこと。
トヨタ自動車を主な取引先とする部品メーカーの旭鉄工
生産ライン監視システムを外部に販売
世界のトヨタを取引先とする部品メーカーさんが作る生産ライン監視システムですか。いったいどういったものでしょうか。下記見ていきます。
旭鉄工の生産ライン監視システムの特徴は。設備の稼働状況と生産の所要時間をリアルタイムで把握できる。
上記日経新聞によると、この旭鉄工の提供するシステムは、設備の稼働状況と生産の所要時間をリアルタイムで把握できるのが特徴とのこと。
システムに導入により、不具合が頻発して稼働率が下がっている設備を集中的に改良することが可能になるとのこと。
改良の結果、所要時間をどれだけ短縮できたかといったデータをすぐに集められる利点もあるとのこと。
提供するシステムは設備の稼働状況と生産の所要時間をリアルタイムで把握できるのが特徴
システムに導入により、不具合が頻発して稼働率が下がっている設備を集中的に改良することが可能になる
改良の結果、所要時間をどれだけ短縮できたかといったデータをすぐに集められる利点も
これはおもしろい。いわゆるリードタイムに関わる話ですね。ちょっと効率が悪い機械というのを人間の目ではなく、データでぱっと把握できたりすれば、効率がいいのは当然でしょう。
旭鉄工は月内にも新会社「アイ・スマート・テクノロジーズ」を設立する
上記日経新聞によると、旭鉄工は月内にも新会社であるアイ・スマート・テクノロジーズ(愛知県碧南市)を設立するとのこと。資本金は500万円の予定とのこと。
旭鉄工の木村社長が社長を兼務し、米ソフト大手レッドハットの協力を得て開発したシステムを販売するとのこと。
月内にも新会社を設立
新会社のアイ・スマート・テクノロジーズ(愛知県碧南市)を設立
資本金は500万円の予定
旭鉄工の木村社長が社長を兼務
米ソフト大手レッドハットの協力を得て開発したシステムを販売
やはり気になるのが値段でしょうね。それが下記。
アイ・スマート・テクノロジーズの生産ライン監視システムの値段は
上記日経新聞によると、自社開発したシステムを月額1万円未満の低料金で提供するとのこと。これには機器類のリースも含むとのこと。中小企業でも使いやすくするとのこと。年間1000ライン程度への導入を目指すとのこと。
自社開発したシステムを月額1万円未満の低料金で提供する
利用料金(機器類のリースを含む)を1ラインあたり月額1万円未満
中小企業でも使いやすくする
年間1000ライン程度への導入を目指す
月額1万円未満というのは、かなり良心的な値段だと思いますが、どうでしょうか、中小企業経営者の皆様。
果たして導入によりどれくらいの効果がありそうか、それが下記。
生産ライン監視システムで業務改善、設備投資圧縮効果。
上記日経新聞によると、旭鉄工はこのシステムを使って業務改善を進め、設備投資を当初見込みよりも約15%圧縮したとのこと。
旭鉄工はこのシステムを使って業務改善を進め
設備投資を当初見込みよりも約15%圧縮した
なぜ生産性を高めるのに、人海戦術に頼るべきではないのか。生産性を高めるのに、自動化が必要。
上記日経新聞によると、生産性を高めるためには、稼働状況や生産の所要時間を詳細に把握することが必要になるとのこと。
従来は社員がストップウオッチを使って計測するなど「人海戦術」に頼っていたが、正確な情報を集めるのが難しく、人手や時間がかかる問題があったとのこと。
計測を自動化することにより業務改善を進めるスピードが上がるとのこと。
生産性を高めるためには、稼働状況や生産の所要時間を詳細に把握することが必要
従来は社員がストップウオッチを使って計測するなど「人海戦術」に頼っていた
正確な情報を集めるのが難しく、人手や時間がかかる問題があった
計測を自動化することにより業務改善を進めるスピードが上がる
日本は生産性が悪い国だとはよく言われます。これは主に働き方の話ではありますが、手っ取り早く改善しようと思えばできることもあるわけです。さすがに、人海戦術に頼るのも徐々に変化があっていいかなと思います。
その意味で、今回のような旭鉄工の月々1万円未満のシステムの話を聞くと、けっこう頼もしいなとは思います。それでは!