楽天参入で駐車場シェアも盛り上がってくるかな。
日経新聞によると、楽天が駐車場のシェアリング(共有)サービスを始めるとのこと。その名もシェアリングサービス「ラクパ」とのこと。
楽天は年内にも駐車場のシェアリング(共有)サービスを始める
シェアリングサービス「ラクパ」
楽天が駐車場シェアリングに参入です。名前をラクパというようですが、このネーミングセンスはなかなかイケてるような気がしますね。
ちょっと具体的な話の前に、なぜ楽天が新しい領域のビジネスに手を付けているか、楽天の最近の動きに関してコメントしたく思います。
楽天は最近、重点事業の見極めに入った
さて、そもそもなんで楽天が駐車シェアリングビジネスに入ってきたのか。
上記日経新聞によると、主力のインターネット通販「楽天市場」が伸び悩んでいるとのこと。楽天は重点事業の見直しを進めているとのこと。
主力のインターネット通販「楽天市場」が伸び悩んでいる
重点事業の見直しを進めている
楽天は主力事業が伸び悩んでいます。そして、楽天は事業数も多いのです。そこで、今、そういったあたりの見直しを行っています。
私の方でも最近、
楽天がフリーマーケットアプリ(フリマアプリ)大手買収。楽天が「フリル」を展開するファブリック買収により、メルカリ独走体制は変わるのか
という記事を書きました。楽天がフリマアプリを強化しているという話です。これなんかも、楽天が重点事業を見直しているいい例であるといえます。
さて、話を駐車場のシェアリングサービスへと戻します。
楽天はいつから駐車場のシェアリングサービス「ラクパ」を始めるのか
上記日経新聞によると、年内にもとのこと。
年内にも
需要があるなら早く始めるに越したことはないでしょう。
楽天の駐車場のシェアリング(共有)サービスはどのような利用方法が考えられるか
上記日経新聞によると、ビルや住宅のオーナーが空いている駐車スペースを1時間単位の貸し出しでサイトに掲載とのこと。
買い物や営業活動に使いたい人がスマートフォン(スマホ)で簡単に予約できるように仲介するとのこと。球場や旅行など楽天グループのサービスと連携するとのこと。
ビルや住宅のオーナーが空いている駐車スペースを1時間単位の貸し出しでサイトに掲載
買い物や営業活動に使いたい人がスマートフォン(スマホ)で簡単に予約できるように仲介
球場や旅行など楽天グループのサービスと連携
下記で具体的に見ていきます。
楽天のシェアリングサービス「ラクパ」の具体的な利用用法
上記日経新聞によると、シェアリングサービス「ラクパ」はスマホとパソコンから利用できるとのこと。駐車場を貸したい人は駐車場名や写真、貸し出し日時、料金などをサイトに登録するとのこと。
利用者はサイトの地図を使い登録された駐車場を検索、車のナンバーや車種などを登録し決済するとのこと。
楽天の会員IDを取得する際にクレジットカード情報を記録し簡単に決済できるとのこと。楽天の共通ポイントの支払いも選択できるようにするとのこと。
シェアリングサービス「ラクパ」はスマホとパソコンから利用できる
駐車場を貸したい人は駐車場名や写真、貸し出し日時、料金などをサイトに登録
利用者はサイトの地図を使い登録された駐車場を検索
車のナンバーや車種などを登録し決済
楽天の会員IDを取得する際にクレジットカード情報を記録し簡単に決済できる
楽天の共通ポイントの支払いも選択できるようにする
これを見る限り、けっこう便利に使えそうな感じではありますね。あと下記にも書きますが、楽天ポイントが使用できるあたりは、まさに楽天の強みを利用しているといっていいでしょう。
楽天の駐車場シェアリングサービス「ラクパ」の手数料は
上記日経新聞によると、貸出人は成約すると料金の35%を楽天に支払うとのこと。
貸出人は成約すると料金の35%を楽天に支払う
35%を高いと思うか、スペースの有効活用と割り切るか、それは貸出人の方々の判断になりますね。ただ、後にも出てくるように、初期投資費用がほぼないというのと、代金集金は楽天がするというのも考慮にいれる必要はありますね。
楽天は駐車場シェアはまずは1日1回から始める
上記日経新聞によると、当初は、駐車場のオーナーが貸し出せる回数は1日1回で始めるとのこと。予定利用時間を過ぎても駐車していると、次に予約している人とトラブルになる可能性があるためとのこと。利用者は別の駐車場であれば何回でも利用できるとのこと。
当初は、駐車場のオーナーが貸し出せる回数は1日1回で始める
予定利用時間を過ぎても駐車していると、次に予約している人とトラブルになる可能性
利用者は別の駐車場であれば何回でも利用できる
金払ったのに他の車が止まってたらトラブりますよね。というわけで、まずは無難なところから始めると。ただ1時間単位でやるって話なんで、おそらくは後にこの部分は変更してくるでしょう。そのときどうするかって話だと思いますが。
なぜ駐車場シェアリングはいいのか。駐車場シェアリングのメリットは。
上記日経新聞によると、駐車場のオーナーにとってはコインパーキングなどのような機械設備が必要ないため初期費用や管理会社などに支払う費用も不要とのこと。
集金は楽天が代行しクレジットカードによる事前決済なので確実に料金が回収できるとのこと。
利用者にとっては、コインパーキングのように駐車場を実際に探す必要がなく、24時間いつでもスマホで探して予約しておけるメリットがあるとのこと。
駐車場のオーナーにとってはコインパーキングなどのような機械設備が必要ないため初期費用や管理会社などに支払う費用も不要
集金は楽天が代行しクレジットカードによる事前決済なので確実に料金が回収できる
利用者にとっては、コインパーキングのように駐車場を実際に探す必要がなく、24時間いつでもスマホで探して予約しておけるメリットがある
結局需要と供給があるから成り立つ話ですね。満車でそこらじゅう探し回るのも面倒ですし、路駐なんてしたら余計面倒な話になってくるでしょう。
駐車場スペースが空いてるなら、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなるわけです。料金も楽天がきっちり回収するっちゅうなら、まぁ検討する人は出てくるでしょうね。
あと利用する人、貸す人は、トラブルの際はどうすんのかって事項をきっちり確認しといたほうがいいですね。例えば、なぜか勝手に他の車が止まっていたりしたらどうすんのかとか、駐車スペースが何らかの理由で思った以上に小さかったとか。
楽天は駐車場シェアリングサービスと他のサービスを連携させる。楽天Koboスタジアム宮城周辺の駐車場情報を載せたり、楽天トラベルでホテルや観光地周辺の駐車場情報を提供したり。
上記日経新聞によると、楽天は他のサービスとも連携するとのこと。
例えばプロ野球の試合で「楽天Koboスタジアム宮城」(仙台市)周辺の駐車場情報を球団の関連サイトに再掲、「ラクパ」に接続してもらうとのこと。
旅行サイトの楽天トラベルではホテルや観光地周辺の駐車場情報を提供することもできるとのこと。
楽天は他のサービスとも連携する
例えばプロ野球の試合で「楽天Koboスタジアム宮城」(仙台市)周辺の駐車場情報を球団の関連サイトに再掲、「ラクパ」に接続してもらう
旅行サイトの楽天トラベルではホテルや観光地周辺の駐車場情報を提供することもできる
楽天Koboスタジアム宮城の周辺の駐車場情報はファンにとってはありがたい話かもしれませんね。
あとやっぱ楽天トラベルとの関連付け。ここは楽天トラベル利用者にとっては大変重要な点になってくるのではないかなと思いますね。下記参照。
楽天が駐車場シェアリングサービスに参入するメリット
やっぱり個人的には下記のような流れがくめるってのが、楽天が今回参入する大きなポイントになってくると思っています。
楽天トラベルでホテル予約
↓
ついでにホテル近くの駐車場も予約
↓
代金は楽天ポイントで支払う
楽天がやる意味ってのは、こういった流れをくめることにあると思いますね。
楽天は駐車場シェアリングサービスでどのぐらいの需要を見込んでいるのか
上記日経新聞によると、楽天は5年で駐車場数10万件を目指すとのこと。
5年で駐車場数10万件を目指す
10万件も駐車スペースがあれば便利でしょう。今後どのぐらい利用者ででてくるか、利用者の声、貸出人の声など聞いてみたいですね。