RBSが不合格。

 

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のストレステスト(健全性審査)の結果発表。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が不合格で資本増強が必要。

ロイターによると、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)金融政策委員会が30日、国内主要7行に実施したストレステストの結果を発表したとのこと。

 

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が不合格で、資本増強が必要になると指摘したとのこと。

 

  • イングランド銀行(英中央銀行、BOE)金融政策委員会(FPC)は30日、国内主要7行に実施したストレステスト(健全性審査)の結果を発表

  • ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)

  • 不合格

  • 資本増強が必要になると指摘

 

英中央銀行のストレステストの結果が出ました。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が不合格。RBSはかなり微妙だとテスト開始前から言われていましたが、この結果には失望している人がいるでしょう。

 

 

今回の英中銀ストレステストはこれまで以上に厳しいテスト。全ての銀行はリスク加重資産に対する自己資本比率4.5%を求められた。しかし、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が英中銀ストレステストに不合格、政府は失望しているだろう。

今回のストレステストは、これまで以上に厳しいストレステストであったと言われています。

 

Bloombergによると、今回のテストでは、全ての銀行はリス ク加重資産に対する自己資本比率4.5%を求められ、逆境シナリオでの それぞれの銀行に固有のリスクに基づく要件が上乗せされたとのこと。

 

  • 全ての銀行はリス ク加重資産に対する自己資本比率4.5%を求められ、逆境シナリオでの それぞれの銀行に固有のリスクに基づく要件が上乗せされた

 

厳しいということで、全銀行が合格ではなく、おそらく不合格になる銀行が出てくるだろうと市場関係者の間では考えられていました。

 

そして、それが、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)だったわけです。

 

RBSはリーマンの時に経営難に陥り、公的資金を注入された巨大な銀行。公的資金を注入されている銀行なわけですから、今回の結果は、当然政府にとっては失望となります。

 

 

英中銀のストレステストでその他の銀行の結果は。バークレイズとスタンダード・チャータードは一部で基準を下回るも、資本増強策実施の必要はない。

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上記ロイターによると、バークレイズは一部の項目で基準に届かなかったが、既に対策を発表していることから新たな資本増強計画を提出する必要はないとのこと。

 

スタンダード・チャータードも一部で基準を下回ったが、既に措置を講じているため新たに資本増強策を実施する必要はないとしたとのこと。

 

HSBC、ロイズ・バンキング・グループ、ネーションワイド、サンタンデール(英国)に資本不足は見られなかったとのこと。

 

  • バークレイズは一部の項目で基準に届かなかったが、既に対策を発表していることから新たな資本増強計画を提出する必要はない

  • スタンダード・チャータードも一部で基準を下回ったが、既に措置を講じているため新たに資本増強策を実施する必要はないとした

  • HSBC、ロイズ・バンキング・グループ、ネーションワイド、サンタンデール(英国)に資本不足は見られなかった

 

他の銀行は合格しました。RBSの今後の動きに注目です。

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