これに対するコンビニの動きに注目。

 

NTTデータが払込用紙をスマホで撮影すれば税金や公共料金の支払いができるサービスの提供を始める

日経新聞によると、NTTデータは2017年春にも払込用紙をスマートフォン(スマホ)で撮影するだけで税金や公共料金の支払いができるサービスの提供を始めるとのこと。

 

  • NTTデータは2017年春にも払込用紙をスマートフォン(スマホ)で撮影するだけで税金や公共料金の支払いができるサービスの提供を始める

 

遂に、スマホ撮影で公共料金の支払いができるようになります。後に出てきますが、今回は、公共料金をスマホで撮影して、登録済みの口座から自動的に引き落としてくれるというもの。コンビニにさえ行く必要がなくなるということです。これは便利ですね。

 

 

公共料金がコンビニでスマホを使いぱっと払えるようになり、さらに次のステップに突入か。地方の人にもありがたい。

以前私の方で、公共料金がコンビニでスマホを使い、ぱっと払えるようになるという記事を書きました。

 

コンビニ払い、スマホで。NECと三井住友銀行が共同で新会社設立。公共料金をコンビニでスマホでパッと支払えちゃう

 

これは、NECと三井住友銀行が共同で新会社を設立して行うという話でした。

 

このときも、便利な世の中になるものだ、という話をしていました。だって、用紙にいちいち記入しなくても、スマホを使えばコンビニですぐパッと支払えるようになる、という話でしたから。

 

そして今回は、NTTデータが家からでも公共料金など払えちゃうようにするわけです。便利になっていく一方ですね。

 

こういうサービスは、地方でも重宝されるんじゃないですかね。車運転してコンビニに行く必要もなくなりますから。私は地方出身ですから、昔はコンビニ行くのにもけっこう歩く必要があったのを思い出しました。

 

さて、話を今回のスマホ撮影に戻しましょう。

 

 

NTTデータはどのような仕組みでスマホ撮影で税金や公共料金の支払いができるようにするのか。

上記日経新聞によると、金融機関などが運営する料金払込サービス「ペイジー」のシステムを活用するとのこと。

 

口座残高を確認できる金融機関のスマホアプリをダウンロードすれば、煩雑な手続きが伴うネットバンキングの登録などをせずに利用できるとのこと。アプリ経由で払込用紙を撮影すると、収納機関番号や顧客番号などを読み取り、あらかじめ登録した金融機関の口座から自動的に引き落とす仕組みとのこと。

 

  • 金融機関などが運営する料金払込サービス「ペイジー」のシステムを活用する

  • 口座残高を確認できる金融機関のスマホアプリをダウンロードすれば、煩雑な手続きが伴うネットバンキングの登録などをせずに利用できる

  • アプリ経由で払込用紙を撮影すると、収納機関番号や顧客番号などを読み取り、あらかじめ登録した金融機関の口座から自動的に引き落とす仕組み

 

用紙を撮影すると、顧客番号とかのデータも読み取ってくれる。そういうのも入力する必要もないわけです。なかなかよくできていますね。

 

 

NTTデータのスマホ撮影で公共料金支払い、2年後にはスマホ撮影で携帯電話料金決済や通販代金の支払いもできるようになるか。目指すは2兆円の取扱高。

上記日経新聞によると、2年後には通販代金や携帯電話料金などの決済も含めて年間2兆円の取扱高を目指すとのこと。

 

  • 2年後には通販代金や携帯電話料金などの決済も含めて年間2兆円の取扱高を目指す

 

携帯電話料金までもスマホで撮影決済を予定しているということで、これは期待できそうです。

 

 

スポンサーリンク

NTTデータのスマホ撮影決済には、どの会社が協力、参画する予定か。コンビニ系銀行や三井住友銀行は入ってこないかな。

上記日経新聞によると、17年春までに約30の金融機関のほか、電力・ガス会社や携帯電話会社、インターネット通販会社などから協力を取り付ける考えとのこと。西日本シティ銀行や池田泉州銀行、足利銀行などとすでに協議を進めているとのこと。

 

  • 17年春までに約30の金融機関のほか、電力・ガス会社や携帯電話会社、インターネット通販会社などから協力を取り付ける考え

  • 西日本シティ銀行や池田泉州銀行、足利銀行などとすでに協議を進めている

 

30の金融機関ということですが、2兆円目指すと言ってるわけですから、でかい金融機関は入れたいでしょう。

 

ただ、下記に書くように、これをやられちゃうとコンビニに人が来なくなっちゃいますから、コンビニ系の銀行には煙たがられる可能性があると思うのですが、どうでしょうか。

 

あと、上記に書いたように、三井住友銀行はNECと一緒に新会社作って公共料金などをコンビニでスマホ払いできるように計画を立てています。だから、内心、NTTデータに対して何思ってるか、分からないですよ。

 

けっこういろいろ駆け引きがありそうな感じはしますね。

 

 

スマホ撮影決済ができるようになると、コンビニにとって脅威の存在となるか。振込用紙を使ってコンビニでの決済額は15年度、大手3社で約8兆8300億円。

上記日経新聞によると、払込用紙を使ってコンビニエンスストアの店頭で決済された金額は15年度、セブン―イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートの大手3社合計で約8兆8300億円だったとのこと。

 

払い込みのために店舗に出向く手間がなくなれば、「ついで買い」を誘うコンビニの戦略は軌道修正を余儀なくされることになるとのこと。

 

  • 払込用紙を使ってコンビニエンスストアの店頭で決済された金額は15年度、セブン―イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートの大手3社合計で約8兆8300億円だった

  • 払い込みのために店舗に出向く手間がなくなれば、「ついで買い」を誘うコンビニの戦略は軌道修正を余儀なくされることになる

 

ということは、8兆8300億円分決済のために、コンビニに向かっていたともいえるでしょうか。その一部がなくなってしまう可能性があるわけです。はっきりいって、コンビニにとっては脅威の話でしょう。

 

 

欧米に比べると、日本では現金決済の比率が高い。今後はスマホでの決済サービスが広がる余地がある。

上記日経新聞によると、欧米などに比べると、日本では現金決済の比率が高いとのこと。

 

電子決済研究所などの調べによると、15年の国内の個人決済では80%を現金が占めたとのこと。スマホを使う手軽な決済サービスは利便性の高さが浸透すれば、一気に普及する可能性も秘めているとのこと。

 

  • 欧米などに比べると、日本では現金決済の比率が高い

  • 電子決済研究所(東京・千代田)などの調べによると、15年の国内の個人決済では80%を現金が占めた

  • スマホを使う手軽な決済サービスは利便性の高さが浸透すれば、一気に普及する可能性も秘めている

 

国内の個人決済で80%が現金決済。確かにこれは高い。欧米と比べて日本は現金決済の比率が高いということですが、あと付け加えると、お隣中国では、スマホ決済は当たり前のように行われています。中でもアリペイのシェアは圧倒的

 

日本でも、今後スマホ決済が浸透してくるにされ、さらなる競争が起こるでしょう。

 

我々、利用者にとっては、便利な世の中になるわけですから、今後どのように変化していくか、楽しみですね。

スポンサーリンク