ビックカメラの新たな中国人呼び寄せの方法だろうか。
ビックカメラがビットフライヤーと組み、旗艦店の有楽町店とビックカメラ新宿東口店でビットコインによる決済システムを試験導入へ。ビックカメラはビットコインを現金と同率でポイント還元、他の店舗への店舗も検討へ。
日経新聞によると、ビックカメラはビットコイン取引所国内最大手のビットフライヤーと組み、7日から旗艦店の有楽町店とビックロビックカメラ新宿東口店でビットコインによる決済システムを試験導入するとのこと。
決済の上限を10万円相当とするが、現金と同率でポイントも還元する。利用動向を見ながら、他の店舗への展開を検討するとのこと。
ビックカメラはビットコイン取引所国内最大手のビットフライヤー(東京・港)と組み、7日から旗艦店の有楽町店(東京・千代田)とビックロビックカメラ新宿東口店(東京・新宿)でビットコインによる決済システムを試験導入する
決済の上限を10万円相当とするが、現金と同率でポイントも還元する
利用動向を見ながら、他の店舗への展開を検討する
余談: ビックカメラのビットコイン導入、明らかに中国人を意識してのことだろう。有楽町店と新宿東口店を試験導入店舗としたことからもその可能性が非常に高い。中国人はビットコインを盛んに取引する。
認知度そのものは高まってきているビットコインではありますが、価格変動が激しいという投機的性格があったり、また日本では過去にマウントゴックス事件があったりしたりで、ちょっと距離を置いている人が多いことも事実でしょう。
ただ、欧米ではわりと利用者がいます。さらにいえば、最近の注目はやはり中国人によるビットコイン取引。ビットコイン取引は今や、中国人によるものが多くを占めているともよく聞きます。中国人は、人民元安への不安などもあり、ビットコインをかなり盛んに取引しているわけです。
今回ビックカメラがビットコインを2店舗で導入するという話ですが、訪日客狙いでしょうが、やはり中国人を意識しているのでしょうか。ビットコイン使えるよ、ということで、客を引き寄せるわけです。
最初の試験導入店舗を見てください。ビックカメラの有楽町店と新宿東口店。
ビックカメラの有楽町店。たまに行くと、とにかく中国人客が半端なく多いことに驚かされます。もちろん店員も中国人客に対応できます。
こういった本場の場所でまずは様子を見て、いけそうだったら他の店舗でも導入していくという話。
さて、リクルート系もビットコインを導入しますが、こちらは導入可能にするPOSレジアプリの対応店が多いことから、リクルート系だけで一気にビットコインの対応店を増加させることになります。それが下記。
リクルートライフスタイルはコインチェックと組み、Airレジを使う店舗が希望すればビットコインで支払えるようにする。Airレジは26万店が採用しているため、リクルート系だけでビットコイン対応26万店となる。
タブレットなど店舗の端末と消費者のスマホを使って決済すると、その額がビットコイン口座から引き落とされるとのこと。コインチェックが日本円に変換し、店舗に振り込むとのこと。
Airレジは小売店や飲食店を中心に全国の26万店が採用しているとのこと。決済システムだけの導入も可能。中国からの訪日客向けにアリババ集団傘下の電子マネー「支付宝(アリペイ)」も利用でき、ビットコインも使えるようにすることで多様な決済に対応するとのこと。
リクルートライフスタイルは取引所のコインチェック(東京・渋谷)と組み、タブレットを使ったPOS(販売時点情報管理)レジアプリ「Airレジ」を使う店舗が希望すればビットコインで支払えるようにする
タブレットなど店舗の端末と消費者のスマートフォン(スマホ)を使って決済すると、その額がビットコイン口座から引き落とされる
コインチェックが日本円に変換し、店舗に振り込む
Airレジは小売店や飲食店を中心に全国の26万店が採用
決済システムだけの導入も可能
中国からの訪日客向けにアリババ集団傘下の電子マネー「支付宝(アリペイ)」も利用でき、ビットコインも使えるようにすることで多様な決済に対応する
多様な決済に対応するというのはいい話。Airレジは26万店が採用ということで、リクルート系だけで26万店もビットコイン対応店を押し上げてしまうわけです。でかいですね。
需要が多そうであれば使う店舗は増えるでしょう。
ビックカメラとリクルート系のビットコイン対応、訪日外国人を狙った動きだが、日本の消費者への普及につながるか
上記日経新聞によると、訪日外国人を狙った動きだが、日本の消費者への普及につながる可能性もあるとのこと。
訪日外国人を狙った動きだが、日本の消費者への普及につながる可能性もある
ビットコインは日本の消費者の普及にもつながるのか、要注目です。