三菱UFJリースも本腰を入れてきたか。

 

今回は三菱UFJリースの話ですが、この話はライバルグループの三井住友銀の動きと同時に読むとよりおもしろくなります。では見ていきます。

 

三菱UFJリースが米国の鉄道・貨車の保守管理に参入。三菱UFJリースはザ・グリーンブライアー・カンパニーズ(GBX)と合弁会社をつくる。三菱UFJリースの投資額は10億ドル(約1100億円)超か。

日経新聞によると、三菱UFJリースが米国の鉄道・貨車の保守管理に参入するとのこと。

 

三菱UFJリースが米国の鉄道・貨車製造大手であるザ・グリーンブライアー・カンパニーズ(GBX)と合弁会社を今年夏にもつくるとのこと。三菱UFJリースは総額10億ドル(約1100億円)超を投じるとのこと。

 

  • 三菱UFJリースは今年夏にも米国の鉄道・貨車製造大手ザ・グリーンブライアー・カンパニーズ(GBX)と合弁会社をつくり、鉄道・貨車の保守管理に参入

  • 三菱UFJは総額10億ドル(約1100億円)超を投じて一役買う構え

 

 

考察: 三菱UFJリースの米鉄道保守参入は、トランプ大統領の米国でのインフラ関連投資拡大方針も考慮しての動き。三菱UFJリースも遂に本腰を入れる準備に入ったのかもしれない。ただ、米インフラ関連では、昨年12月に、北米の鉄道貨物車両のリース会社の巨額買収を早期に決めていた三井住友銀行の動きの速さが際立つ。

さて、今回の三菱UFJリースの米鉄道保守参入の動き。1100億円も投じるわけです。

 

トランプ氏のインフラ投資方針も頭に入っての参入でしょう。

 

ただ、今回の話題を聞いて、やはり最初に思いつくのは、ライバルグループの三井住友銀行です。三井住友銀はいち早く米インフラが盛り上がることを期待し、先手を打っています

 

昨年12月の話。私の方でも記事にしましたが、三井住友銀行は、北米の鉄道貨物車両のリース会社買収方針を発表しました。買収額は約30億ドル(約3500億円)とみられるという話で、巨額の買収話

[三井住友銀が米鉄道輸送に3500億円投資、買収] 三井住友銀行は3500億円で貨車リース会社のアメリカン・レールカー・リーシング買収か。米国に地盤があるからこその挑戦だ。

 

当時の記事にも書いたように、三井住友銀行はこの買収話を米大統領選の前から進めていたわけです。動きとしては、非常に速いものであるといえるでしょう。

 

上記日経新聞によると、米トランプ政権はインフラ関連投資を拡大する方針を打ち出しているとのこと。米インフラ関連を成長分野と捉える動きが目立ってきたとのこと。

 

  • 米トランプ政権はインフラ関連投資を拡大する方針を打ち出している

  • 米インフラ関連を成長分野と捉える動きが目立ってきた

 

三井住友銀、そして、三菱UFJリース。米インフラ関連盛り上がりが期待されているといえるでしょう。

 

 

考察: 三菱UFJリースは既にGBXのグループ会社と関係があるので、GBXと組むのは自明の理。三菱UFJリースの2014年から貨車リース事業を展開というのは、GBXの主要会社で、リース事業を手掛けるGLCとの業務提携から生まれたもの。

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さて、三菱UFJリースが共に合弁会社をつくるザ・グリーンブライアー・カンパニーズ(GBX)。聞いたことありますでしょうか。ここ、けっこうポイントです。

 

上記日経新聞によると、GBXはオレゴン州を拠点とする米2位の鉄道・貨車メーカーで、傘下企業を通じて貨車のリースや保守管理を手掛けているとのこと。三菱UFJは2014年から米国で貨車リース事業を展開しており、GBXと組んで保守管理に手を広げるとのこと。

 

  • GBXはオレゴン州を拠点とする米2位の鉄道・貨車メーカーで、傘下企業を通じて貨車のリースや保守管理を手掛けている

  • 三菱UFJは2014年から米国で貨車リース事業を展開しており、GBXと組んで保守管理に手を広げる

 

米国で2014年から貨車リース事業を展開とありますけど、私の方で重要な話を補足しましょう。

 

まず、三菱UFJリースは、今回合弁を共につくるGBXと、既に関係をもっています。正確にはGBXグループのグリーンブライヤー・リーシング(GLC)という会社です。三菱UFJリースとGLCは2014年に業務提携すると発表しています。

 

上記の2014年から貨車リース事業を展開という話ですが、そもそもこれはGBXの主要会社で、リース事業を手掛けるGLCとの業務提携なくしては生まれなかったものと考えてください。

 

つまり、既にGBXとコンタクトがあるわけです。だから今回、GBXと組むことになったのでしょう。

 

さらに付け加えてしまいましょう。

 

2014年、三菱UFJリースはGLCと業務提携していますが、その前年の2013年、これまた登場となりますが、ライバルグループの三井住友銀行は、フラッグシップ・レールサービシーズの買収をしています。

 

会社名からご想像つくとおり、米国での貸車リース関連です。このあたりは上記に私が挙げた以前の記事に書いているので、興味ある方はご参照ください。

 

何が言いたいのか。

 

三井住友銀行は、2014年ではなく、2013年に買収しているというあたり、この時にも既に先手を打っているわけです。

 

だからこそ、今回の話もそうですが、三井住友銀行の北米インフラ関連の動きの速さが際立つわけです。

 

さて、最後に、三菱UFJリースが具体的にどのように10億ドル(約1100億円)を投資するのかを見ておきましょう。

 

 

三菱UFJリースはどのように米国の保守管理参入で10億ドル(約1100億円)を投資するのか

上記日経新聞によると、まず三菱UFJとGBX子会社が折半出資の新会社を設立三菱UFJが持つ鉄道貨車の保守管理を新会社に委託するとのこと。三菱UFJは保守管理とリースを合わせて顧客に売り込んでいくとのこと。

 

提携を機に三菱UFJは数年かけてGBXから6000両の新造貨車を買うとのこと。中古と合わせ米国でもつ貨車を今の5倍の2万5000両に増やすとのこと。新会社への折半出資と貨車購入代金の合計が10億ドルを超えるとのこと。

 

  • まず三菱UFJとGBX子会社が折半出資の新会社を設立

  • 三菱UFJが持つ鉄道貨車の保守管理を新会社に委託する

  • 三菱UFJは保守管理とリースを合わせて顧客に売り込んでいく

  • 提携を機に三菱UFJは数年かけてGBXから6000両の新造貨車を買う

  • 中古と合わせ米国でもつ貨車を今の5倍の2万5000両に増やす

  • 新会社への折半出資と貨車購入代金の合計が10億ドルを超える

 

貨車を今の5倍にまで増やすわけですから、リースにもさらに力を注いでいこうという話でしょう。

 

米国のインフラ関連はどのように盛り上がるのか。要注目です。

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