約20年ぶりの快挙か。
田辺三菱製薬が承認を目指していたALS治療薬ですが、遂にFDAにより承認されたというのが今回の話。
田辺三菱製薬のエダラボンがALSの治療薬としてFDAにより承認。田辺三菱製薬の米子会社MTファーマ・アメリカが発表。
Bloombergによると、田辺三菱製薬の米子会社MTファーマ・アメリカは5日、米食品医薬品局(FDA)が同社のエダラボン(一般名)を筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬として承認したと発表したとのこと。
田辺三菱製薬の米子会社MTファーマ・アメリカは5日、米食品医薬品局(FDA)が同社のエダラボン(一般名)を筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬として承認したと発表した
豆知識: ALSの新しい治療薬、FDAに承認されたのは約20年ぶり。なお、ALS治療薬として存在するのはリルゾールでこれは1995年に承認されている。FDAに承認された三菱田辺のエダラボンは、アメリカではRadicavaとしても知られている。
三菱田辺製薬が申請していたALS治療薬であるエダラボンが、FDAに承認されました。
三菱田辺製薬はおめでとうございます。
上記Bloombergによると、「ルー・ゲーリッグ病」とも呼ばれるALSの新しい治療薬がFDAに承認されたのは約20年ぶりとのこと。
「ルー・ゲーリッグ病」とも呼ばれるALSの新しい治療薬がFDAに承認されたのは約20年ぶり
約20年ぶりとのことですが、もっと突っ込んで言うと、22年ぶりです。
22年前の1995年、リルゾールというALS治療薬が承認されています。
逆の言い方をすれば、現在米国ではリルゾールがALSの治療薬として使われていますが、これに今回のエダラボンが加わることになります。
なお、以前からいわれていましたが、エダラボンは米国ではRadicavaとしても知られています。むしろこちらの名前で浸透するかもしれないので、豆知識として記しておきます。
余談: ALS関連では、日本ではロボットHALを使った治療の保障付き保険商品がスタート
なお、たまたま時期が重なりましたが、つい先日、ALS関連の話をしました。
これは米国ではなく日本の話。
日本では、ロボット「HAL」を使った難病治療の保障付き保険商品の取り扱いを7月から始まります。
HALは筋ジストロフィーやALS(筋萎縮性側索硬化症)などの治療、歩行訓練などの医療現場での活用が期待されています。
[HALを使った歩行訓練などにかかる治療費が保障] 大同生命とサイバーダインがロボスーツ特約つき保険。大同生命はHALロボスーツ保険の先駆者として、今後も商品を開発してほしい。
FDAに承認されたエダラボン、その値段、費用は
上記Bloombergによると、エダラボンは割引などが行われる前のベースで、年間約14万5000ドル(約1600万円)の費用がかかり、保険に加入している患者の自己負担分支払いを補助する制度を設けているとのこと。
FDAは、日本で137人のALS患者を対象に実施された6カ月間の試験結果に基づいて承認したとのこと。
エダラボンは割引などが行われる前のベースで、年間約14万5000ドル(約1600万円)の費用がかかり、保険に加入している患者の自己負担分支払いを補助する制度を設けている
FDAは、日本で137人のALS患者を対象に実施された6カ月間の試験結果に基づいて承認した
エダラボンの人気やいかに。要注目です。