今回は、コニカミノルタが中国企業に環境対策指南するという話。

 

コニカミノルタは、環境配慮に率先して取り組んでいる企業として知られています。

 

環境経営度ランキングというのがあります。環境に配慮した経営をしている企業のランキングなわけですが、コニカミノルタは上位の常連です。

 

常連というか、2015年、2016年はコニカミノルタが首位でした。大御所です。

 

ちなみに、私の方でも、2017年の環境経営度ランキングについての記事を書いています(下記)。

 

[2017年環境経営度ランキング] 環境を考えた経営は今やマスト。第20回環境経営度調査が日本経済新聞社により実施される。いい結果だった企業はアピールすればいい。

 

上記記事でも書きましたが、2017年のランキングに関しては、コニカミノルタが首位陥落となっています。というわけで、3年連続首位とはなりませんでした

 

ただ、今回の話もそうですが、最近は中国での活動もいろいろしているようなので、これまで以上に、精力的に環境配慮活動に取り組んでいるようにも見受けられます。

 

来年こそ首位奪還なるか

 

 

コニカミノルタが中国企業向けに環境対策の支援に乗り出す。

4日の日経新聞によると、コニカミノルタは中国企業向けに環境対策の支援に乗り出したとのこと。同社の現地工場に中国企業の経営者や環境担当者を招き、省エネにつながる生産ラインや廃水処理方法などを紹介するとのこと。

 

  • コニカミノルタは中国企業向けに環境対策の支援に乗り出した

  • 同社の現地工場に中国企業の経営者や環境担当者を招き、省エネにつながる生産ラインや廃水処理方法などを紹介する

 

 

コニカミノルタは2016年から中国で環境経営交流や、工場見学やらを積極的に行い、地方政府関係者含め、交流を深めている。コニカミノルタが中国企業に環境対策指南、中国企業との関係を強化、複合機の販売拡大する狙いもある。CSRに関心の高いフランスでも、似たようなことを始めている。

コニカミノルタの環境に関する中国での活動。

 

これが活発化したのが、昨年、2016年の話です。

 

コニカミノルタは、中国で環境経営交流やら、工場見学やらを積極的に行い、それらを通じ、地方政府関係者含め、交流、連携を深める方向に動いたわけです。

 

そして、中国に進出する日系企業が主な支援先だったのが、それを現地企業にも広げるという話。ある程度手ごたえもあったのかもしれません。

 

上記日経新聞によると、支援先を中国進出する日系企業から現地企業にも広げたとのこと。2017年度は100社程度の参加を見込むとのこと。大連と無錫、東莞にあるコニカミノルタの中国工場で環境対策支援活動を始めたとのこと。コニカミノルタの環境部門担当者が中国の現地企業に出向いて工場やオフィスの省エネについて診断し、環境対策の費用対効果を算出するとのこと。

 

  • 支援先を中国進出する日系企業から現地企業にも広げた

  • 2017年度は100社程度の参加を見込む。大連と無錫、東莞にあるコニカミノルタの中国工場で環境対策支援活動を始めた

  • コニカミノルタの環境部門担当者が中国の現地企業に出向いて工場やオフィスの省エネについて診断し、環境対策の費用対効果を算出する

 

で、この先に何があるのか

 

環境課題を解決するという点ももちろんそうなわけですが、やはり、現地の企業との関係強化、そして、複合機などの販売拡大、ここも大きな狙いの一つでしょう。

 

上記日経新聞によると、中国では国を挙げて環境負荷軽減に取り組んでいるとのこと。環境に関するノウハウを提供して中国企業と関係を強化し、複合機など主力製品の販売拡大につなげるとのこと。

 

  • 中国では国を挙げて環境負荷軽減に取り組んでいる。環境に関するノウハウを提供して中国企業と関係を強化し、複合機など主力製品の販売拡大につなげる

 

例えば、コニカミノルタは、フランスも似たような取り組みを始めています。

 

フランスはCSRに関心が高い国ですから、こういった環境の話に関心を持っている企業は多いものです。

 

コニカミノルタの中国での環境対策支援のゆくえは。要注目です。

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