本日は、あのデロイトがサイバー攻撃の被害にあったもようという話。
デロイトというと、大手会計事務所ですが、サイバー攻撃対策にけっこう力を入れているとよくいわれていましたが、今回の件でコメントできること。それは、
「サイバー攻撃から身を守るサービスの提供をしている会社がこれでは困る。」
デロイトはこの件を真摯に受け止め、どこに落ち度があったのか説明し、クライエントに納得してもらうしかないでしょう。
デロイトがサイバー攻撃被害か。機密性の高いEメールなどハッカーにアクセスされたもよう。デロイトは数か月間の間ハッキングに気づかず。
25日のガーディアン紙によると、大手会計事務所でビッグ4の1つであるデロイトが、サイバー攻撃の被害にあったとのこと。機密性の高いEメールなどにハッカーがアクセスしたもよう。
6つのクライエント会社が、サイバー攻撃の影響があるとデロイトより伝えられたとのこと。デロイトはサイバー攻撃に数か月間の間気づかなかったとのこと。
デロイトはサイバー攻撃被害をデロイトはサイバー攻撃被害を認めるも、ごくわずかな数のクライエントにのみ影響とする。
その後、CNNなどが同日伝えたところ、デロイトがメールで、サイバー攻撃被害にあったことが事実であると認めたとのこと。一方、この影響はごくわずかな数のクライエントにのみ及ぶとのこと。いつサイバー攻撃が起こったのか、どれくらいの数のメールがハッカーによりアクセスされたかなどの情報は現時点で開示されていないとのこと。
ハッキング被害にあったデロイト、サイバーインテリジェンスセンターを運営し、企業をサイバー攻撃から守るためのサイバーインテリジェンスを提供する立場でもある。そんな会社がこれでは困る。しかも、大手家計事務所のメールは機密情報のオンパレード。
大手会計事務所といっても、いろいろサービスが多岐に渡っています。
例えば、私の場合ですと、当時、監査、捜査、M&A・デューデリなど主にやりましたが、まだまだ他にもいろいろなサービス領域があります。
ちなみに、デロイトの場合、今話題のサイバー攻撃対策にもけっこう力を入れていると聞きます。
デロイトは、サイバーインテリジェンスセンターを運営し、サイバーインテリジェンスサービスの提供をしているわけです。サイバー攻撃等に関する情報を各国から収集、分析し、サイバーインテリジェンスを提供する。
要するに、サイバー攻撃対策として、うちのサイバーインテリジェンスを活用してください、というサービス領域ももっているわけです。
ホットな話題なだけに、興味を持つ会社も多いことでしょう。
ただ、そんなサイバーインテリジェンスを提供している会社が、サイバー攻撃の被害にあっているようでは、正直困るわけです。
大手会計事務所のメールってのは、機密情報のオンパレード。だって、情報開示されてない情報ばかりだから。
だから、これがハッキングされるというのはものすごい大変な話なわけです。
しかも、どれくらいの間、サイバー攻撃に気づいていなかったのかというのも気になるところ。報道のように、数か月間サイバー攻撃被害に気づいていなかったというのは事実なのか。
一番困ってるのはデロイトであるのは間違いありません。
影響を受ける会社なども重要ですが、デロイトとしてはこの事件を真摯に受け止め、現在のクライエント及び、将来のクライエントのために詳しい原因解明、しっかりとした情報開示をする必要があるといえます。