富士フィルムの社長交代、オカタイです。

 

富士フィルムといえば古森会長。これに異論を唱える人はいないでしょう。そして、本日の報道によれば、助野健児取締役執行役員が6月1日付で社長兼最高執行責任者(COO)になることに決まりました。前社長は健康上の理由により退任です。

 

富士フィルムというと、やっぱ古森会長のイメージが強すぎます。だから、この助野新社長が今後どのようなご活躍をされるのか、これが大変見ものです。

少し助野新社長のことについて調べてみました。助野新社長は昭和52年に富士フィルムに入社、平成24年に執行役員に任命されて、その翌年に既に取締役になっています。古森会長によれば、国際感覚があり、M&Aなどのけん引役となるようです。方向性としては富士フィルムの目指す方向にかなっているのではないでしょうか。

 

といっても、古森会長は続投です。

 

ちなみにですが、この古森会長の講演会に私は去年参加しました。その時は、富士フィルムっていうのは、フィルム屋さんだけでは生き残れないということで、いろいろ新しい事業を手掛けていたという話をされていました。

 

これは古森会長のリーダーシップがあったからこそできたことです。ライバルのコダックが倒れる中、ものすごく立派なことをされた方だと思います。

 

もちろん、リーダーシップがあるということは、逆にいえば、ワンマンだということもできます。このあたりの話、当時、富士内部の知り合いからいろいろ聞かせてもらいました。

 

それでも、やはり収益を稼いでいたフィルム事業からの脱皮、世の中の流れを見る目をもっていないとできないことでしょう。その意味でやはり立派な会社です。

 

やはり最大のネックはポスト古森会長ではないでしょうか。これだけ会社内で影響力がある方も、もう76歳。これからの人事がこの会社の方向性を定めるといっていいかと思います。

 

まぁカメラという意味では私は個人的にニコンさんの方に人脈がけっこう多いので、ニコンさんにも頑張っていただきたいところですが。

それではまた!

 

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