タカタ、財務の問題解決のため、遂に投資銀行にヘルプのお願い。

 

タカタ、苦戦してますね。問題が長引いてます。問題が絶望的に再燃したのが最近、救済額が1兆円になると試算されたジェフリーのレポート。1兆円ってもう絶望的でしょう。

 

そして、ロイターによると、エアバッグのリコール問題でいまだに苦戦中のタカタが、財務の問題解決のため、投資銀行ラザードを金融アドバイザーに起用、と関係筋が25日に明らかにしたとしています。ロイターの記事はこちら。

 

さて、ラザードっていったいなんじゃいと思われた方、いるかと思います。せっかくだから、ラザードに関してまとめたいと思います。

 

ラザードって一言でいえば投資銀行なんですが、でも、聞いたことないという方もちらほらいるかと思います。というのも、投資銀行というと、ゴールドマンとかばかりに目がいってしまいがちですからね。でも、ラザードはニューヨーク株式市場に上場している名門投資銀行なんです。もちろん私も存じています。

 

ラザードがやったことで有名な話。。。例えばですね。ここ最近では、なんとなんと、あの破綻したギリシャ政府の支援業務、つまりアドバイザーをやってました。このとき、ラザードは、アドバイス全般だけではなく、銀行持ち分の評価や、これからどうしていくかなどのアドバイスをしたといわれています。ギリシャ政府のアドバイザーだったらけっこうビッグな奴らだなとは想像できるかと思います。

 

というわけで、ラザードをタカタは起用したわけですが、結局ラザードが何をするのかっていうと、要は以下の2点でしょう。

  1. リストラの計画
  2. 出資企業探し

 

タカタは2年連続でけっこうな赤字企業ですから、リストラしないともうまわんないし、出資企業がないともう立ちいかないわけです。

 

と、ここまで書くと、なんだかあの企業の名前が思い浮かぶような。。。シャープ、ホンハイ。。。まぁ外資の参戦も可能性として当然ありますよね。もちろんホンハイは今回動かないけれども(笑)まぁ、とにかくおかねを捻出しないとタカタはもうどうにもならないわけですから、神にすがる思いでどうにもならなかったギリシャのアドバイザーをしたあのラザードに、どうにもならないタカタのアドバイスをしてもらうという構図ですね。今後、どうなるのか、楽しみです。

 

それではまた!

 

追記: その後、ラザードが超速スピードで、中国企業と協議中、という話がでてきました。その分析に関してはこちらをご覧ください。

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