この記事は6月に書きました。最新記事は、

 

スシローが東証に再上場申請。スシローは17年3月の上場目指す。ペルミラアドバイザーズについての復習もしよう。スシローの株主優待が楽しみ

 

をご覧ください。

 

 

スシローが再上場の準備へ

6月7日の日経新聞の記事によると、現在、スシローが再上場の準備をしているとでていました。

 

いよいよ再上場ですか。重要な箇所としては、

  • 主幹事は野村証券
  • 今年秋にも上場を申請予定
  • 2017年前半に再上場の見通し
  • 時価総額は1000億円を超えるとの見方が多い

 

90円寿司のキャンペーン中となり、その最中にこの話題とは、さすがあきんど(商売人)といったところ。

 

スシローの株主、ペルミラアドバイザーズとはいったい何者なのか

ペルミラアドバイザーズについては、前回の記事さすがあきんど! スシロー、期間限定で90円に値下げ~スシローの株主、ペルミラアドバイザーズの戦略とは。” にて書かせていただきました。読んでおられない方はかなりこのペルミラアドバイザーズを知るうえで重要な記事なので、ぜひお読みください。ペルミラアドバイザーズっていうのは、

  • ヨーロッパでは超有名なプライベートエクイティーファンド
  • 基本的には会社の価値を上げて売却するスタイル
  • 近年ではヒューゴボスの売却が成功例としてあげられている

 

 

ペルミラアドバイザーズはスシローの価値を上げたのか?

スシローの業績は、

2011年9月
売上998億円

2015年9月
売上1350億円

 

と、規模を大きくすることに成功しました。さらに、先にあげた日経新聞をみると、2016年5月末時点の店舗数は439店舗。2015年9月の店舗数は409店舗なので、ここ8カ月で30店舗上げてます。やはり大きくなってきています。

 

スシローの再上場、8年を経てというのは、実はすかいらーくと同じ。すかいらーくの再上場、そして現在とは。

外食産業の再上場で有名なのは2014年のすかいらーくです。すかいらーくは規模としてどでかいのは事実で、当時の日経新聞はこのすかいらーくの再上場についてこう語っています。

初値で計算した時価総額は約2300億円で、主要な外食企業では、ニホンマクドナルドホールディングス(約3500億円)に次ぐ2番目の規模となる。

2014年10月9日の日経新聞の記事より

 

今回のスシローの再上場は、すかいらーく同様、8年の歳月を経て、再上場する形となります。いい数字ですね。そのため、今後も比較され続けるでしょう。なお、スシローの時価総額1000億円という予想は外食産業では、このすかいらーくの次の大きな案件のようです。

 

なお、すかいらーくは現在は時価総額が2500億円台の時価総額を誇っています。売上はまぁゆったりゆったりとは伸びていますが、特筆すべきは経常利益。こちらはうなぎのぼりです。

 

スシローはIPOではなくて再上場

ちなみに時々勘違いされる方もおりますが、このスシローの再上場は、IPOではありません。IPOというのは、初めて公開で売り出す、という意味です。英語ではInitial Public Offering。そう、Initialなんです。スシローは以前既に上場しており、今回は再上場となります。IPOとはいいませんのでご注意を。

 

スシロー再上場間近。上場後におそらく登場するであろう株主優待などの情報も含め、いろいろ楽しみなことが多そうですね。

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