会計も国際化の波、でもけっこうスロー。
国際会計基準 (IFRS)。もうずーっと前から採用するのか、採用しないのか、という話をしている気がしますね。
国際会計基準 (IFRS)、採用企業、140社へ
日経新聞によると、国際会計基準を採用する企業が、
味の素やパナソニック、NECが17年3月期、アサヒや花王は16年12月期に導入し、今年度末には累計企業数が111社となる見通し。17年度以降に予定するキリンホールディングスやNTTなどを合わせると、140社弱に広がる。
とのことです。やっと140社超。
最近はけっこういいペースで採用されている
ただ、です。やっと140社超とはいいますが、近年はペースが上がってきているみたいです。日経新聞によると、2016年度には、約30社が採用する見通しだとか。そして、この30社という数字。
東京証券取引所によると、16年度(決算期が16年4月期~17年3月期)にIFRSを採用する企業は、これまで最多だった14年度(34社)に次ぐ水準になりそうだ。
というわけで、ここ最近はわりとけっこういいペースできていますね。
商社さんあたりはとっくに切り替えている。M&Aをしたり、海外の投資家を呼び込んだりするなら利点あるが、緊急性がないから、なかなか切り替わらないのかもしれない。
商社さんなんかはとっくの昔に国際会計基準 (IFRS)に切り替えてますけどね。世界で企業買収とか何個もしたり、あと、海外投資家を呼び込みたい企業とかは、国際会計基準 (IFRS)の方がメリットあると思いますが。
なお、今年の採用企業では2016年12月の花王があげられてます。あの花王も今年からなんだぁという印象を持ちます。
国際会計基準 (IFRS)にしないといけないなんて理由はないですし、各企業、何らかの事情があったりするのかもしれません。でも、海外の投資家を呼び込むという意識があるのなら、そろそろ国際会計基準 (IFRS)への切り替えを検討するのもありだと思います。しかし、そこまで切り替える緊急性がない。
ここら辺が理由で、すぐに切り替わらないのかもしれませんね。今後はどこの企業が切り替えていくか、注目ですね。