永守氏、ソフトバンク社外取締役続投決定。

 

永守重信氏。日本電産会長兼CEO。2014年からソフトバンクの社外取締役をやっています。私は別に永守氏の大ファンとか個人的にも存じませんが、客観的に見て、永守氏はM&Aが上手だと思います。もちろんこれはよく言われていることで、私も今のところ賛成ですね。特に、日本人の社長でM&Aがむちゃくちゃ上手な方ってのは、そんなにむちゃくちゃ多いわけではないので、そういう意味でも永守氏はけっこう目立ちますね。問題は、後継者だと思うのですが、そちらの方は順調に進んでいるのでしょうか?さて、本題へといきます。以下、6月18日の日経新聞の記事をまとめ、評論していきます。

 

 

ISS、永守氏のソフトバンク社外取締役再任案、賛成へ

上記日経新聞によれば、17日、ISSが永守氏のソフトバンク社外取締役再任案に賛成したとのこと。よかったですね、孫会長。

 

なお、復習しておくと、ISSっていうのはインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズの略で、議案に対して助言する会社。ISSは超大手です。影響力ありますよ。

 

 

ISSの取締役の選任議案の方針

ここが今回のミソでおもしろいところなんですが、上記日経新聞によると、ISSが取締役の選任議案に対し、賛成、反対する方針として

ISSは出席率が75%に満たない取締役の選任議案に原則反対する方針

があるとあります。

 

で、です。どうも、今回はこの方針とは違った結果だったみたいです。

 

 

永守氏の出席率とISSの考え

おもしろいとこなんですが、永守氏、なんとなんと、上記日経新聞によれば、

2015年度のソフトバンクグループの取締役会への出席率が56%と低かった

とあります。あの永守氏、思ったより出席率低かったんですね。何か理由があるのでしょうか。日程調整がうまくいかなかったか?それとも、あまりキーでない取締役会の話はスキップしたか。真相はナゾ。

 

それでも、日経新聞によれば、永守氏がISSが考えている75%という出席率を下回る出席率だったのに、再任を賛成されているのは、

人物本位で評価した

からだといわれています。それはそうですよ、永守氏がいるというだけでも違いますし、あと永守氏がここぞという勝負の時、何か言う、それが重要なんですから。そうです、今、ソフトバンクは資金調達していますでしょ。この使い道とか、近いうちに本当に大きな決断をする大型の取締役会があるはずなわけです。ソフトバンクの方向性が間違わないように、また成功するように、発言する人が必要なわけですね。

 

まぁ、永守氏の取締役会出席率に関して、日経新聞によれば、ソフトバンクとして改善するために日程調整に力をいれていく、みたいな話になってるみたいなんで、改善してはいくんでしょうね。

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