EU残留へと尽力した英女性議員、ジョーコックスさんを殺害した犯人、Thomas Mair (トーマス・メア)、またの名をTommy Mair (トミー・メア)容疑者、一体何者なのか、その犯人像が明らかになってきた。
まずは、Jo Cox (ジョーコックス)さんにお悔やみ申し上げます。今回の犯行は、大変許しがたく残念なものです。今回、皆様も気になっておられるだろう、その犯人、Thomas Mair (トーマス・メア)に関して、いろいろ情報が入ってきたので、速報とコメント致します。
犯人の名前はThomas Mair (トーマス・メア)。まずは写真から。
こちらが犯人のThomas Mair (トーマス・メア)。
なお犯人の名前ですが、当初Tommy Mair、トミーメア、トミーメイア、トミーメイアー、Thomas Mair, トーマスメア、トーマスメイア、トーマスメイアーなど、いろいろあり、私としても大変紛らわしくて困惑しております。当初CNNの引用が多かったのでTommy Mair (トミーメイアー)でやっていましたが、日本のメディアはどうもこの名前を使っていないようなので、私も途中からThomas Mair (トーマス・メア) 容疑者という名前で統一することに致しました。
Thomas Mair (トーマス・メア) 容疑者の凶悪な犯行
各種報道機関の報道によると、Jo Cox (ジョーコックス)議員は、労働党の下院議員として、16日、有権者との意見交換をしていました。そこへ、容疑者であるThomas Mair (トーマス・メア) が近づきました。Thomas Mair (トーマスメア)は、Jo Cox (ジョーコックス)議員へ数回発砲。頭部近くにあたったという報道も。さらに、Thomas Mair (トーマスメア)は、Jo Cox (ジョーコックス)議員へと近づき、複数回刺したとされています。Thomas Mair (トーマスメア)はその後、逃走。逮捕されました。
各種報道機関の報道によると、犯行の際、目撃者によると、Thomas Mair (トーマスメア)は、犯行の際、
Britain first
ブリテンファースト
と叫んだといわれています。
ちなみに、Britain firstって何かというと。。。実は極右団体の名前なんですね。もちろんEU離脱に賛成の立場をとっています。しかし、ここはいろいろ事情があるので、それは下記で書きます。
Thomas Mair (トーマスメア)に対する近所の住民の意見
以下、CNN(英語)の記事を私の方でまとめ、考察していきます。
上記CNNによると、彼の年齢は52歳。近隣住民によると、
物静かな男
だったとあります。さらに、証拠からみるに、どうも
white supremacy、
要は白人優越主義のこと
を信じるものであったとされています。要は人種差別主義者でしょう。
どうも、Thomas Mair (トーマスメア)は白人優越主義の団体から何かものを買ったことがあるという報道がされております。
[アップデート] 米国のネオナチ組織から銃の製造法などのマニュアルを購入
6月17日のロイターの報道では、
極右団体の動向を監視する米民間団体「南部貧困法律センター」は、米国のネオナチ組織「国民同盟」から1999年に銃の製造法などのマニュアルを購入していたと発表。
とでました。というわけで、やっぱり極右思想に傾倒していた可能性が高いそうですね。
Britain firstのリーダーは関連を否定
上記CNNの記事によると、このBritain firstという極右団体のリーダーであるPaul Golding (ポールゴールディング)は関連を否定しています。
ちなみに、このPaul Goldingさんはツイッターで情報発信してますから(英語ですが)、気になるお方はチェックしてみては?
ともかく、上記CNNによれば、今回の殺人の件は全くBritain firstとは関係なく、むしろ、
Britain firstと叫んでいた、ということに対して証拠がない
ともいっているようです。
確かに、本当にBritain firstと言っていなかったとしたら、これはえらいことです。ただ、実際目撃者がいるわけです。
弟の証言
上記CNNによると、Thomas Mair (トーマスメア)の弟は、メア容疑者が人種差別主義者だったとは全く持って信じられないといった様子のようで、ナイフや銃に関心を示していたこともなかったようです。そして、これまで問題を起こしたことがなかったと。かなり動揺してショックを隠し切れないようです。
精神的に病んでいたという過去?
上記CNNによると、Tommy Mair (トミーメア)容疑者が精神的に病んでいる大人のためのセンターからボランティアしの仕事を紹介してもらい、その際、このボランティアの仕事が、精神科医とかよりも自分にとってよいものだったというような発言をしていたとしています。
[アップデート] 南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)政策を推進する雑誌の購読者
6月17日の日経新聞の記事によると、Thomas Mair (トーマス・メア)
現地メディアは、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)政策を推進する雑誌の購読者として、男の名前があったと報じている
とあります。いやー、これ読んでるのはちょっといかんでしょう。
[アップデート] メア容疑者、裁判所で裏切者には死を、イギリスに自由を、と名乗る
BBC (英語)によれば、メア容疑者は
Death to traitors, freedom for Britain
裏切者には死を、イギリスに自由を(私の意訳です)
と自分の名前を名乗ったということです。