793万人の顧客情報流出。逆風の中、苦境に立たされているJTB。JTBの売り上げが落ち込んでいるという現状、一体どうなっているのか、またJTBを利用したい人はどうするべきか、考察していきます。

 

なお、私の方で、JTBに関して下記の記事を書いてます。

[驚愕ニュース] JTBの顧客情報流出、ウイルスは中国からか。ファイア・アイの調査の結果とは。ファイア・アイはあのトップガンの名和氏がCIOに就任した会社。プラグxの危険性など、いろいろ探る

参考記事としてどうぞ。

 

 

JTBホームページの月間販売額は1割減。

主力の予約サイト「JTBホームページ」の6月21日までの月間販売額が、前年同期比1割減となった。もう一つの主力サイト「るるぶトラベル」では前年並み。問題が発覚した14日までの2週間は影響がなかったことを考えると、瞬間風速のマイナスインパクトはさらに大きい。

6月22日の日経新聞の記事より

 

1カ月で1割減。正確に言えば、2週間で1割減です。これはでかい。るるぶトラベルの影響がそこまでなかったようにも見えますが、そうでしょうか。

 

 

るるぶトラベルはそもそもi.JTBが運営している会社!

るるぶトラベル。JTBとついてないから大丈夫なんて思ってませんか?いや、ちょっとお待ちを。

 

るるぶトラベルはi.JTBが運営しています。

 

i.JTB(アイドットジェイティービー)。インターネット販売を手掛けるJTBの子会社です。そして今回の問題は、i.JTB(アイドットジェイティービー)のサーバーに外部からの不正アクセスがあったことです。

 

このこと、忘れないようにお願いします。

 

 

もともとJTBホームページとるるぶトラベルの一本化の計画があった

JTBにとってはどっちみちつらい話です。というのは、JTBはもともとJTBホームページとるるぶトラベルの一本化を計画していました。今回の問題で、ウイルス問題の対応で、一本化の計画はすぐに進まないかもしれませんね。もしくは、ものすごいセキュリティーのシステム導入で、一刻も早い一本化をする可能性もありますが。

 

 

今後どうすべきか

いろいろ不安な方もいるでしょう。今後どうすべきか。私の方で言いたいのは以下の3つ。

  1. 専用のフリーダイヤルへ問い合わせる
  2. 24日にJTBは報告書をだすので、この報告書の内容をチェックする
  3. どうしてもJTBを使いたい方は、店舗へ行く

 

 

1.専用のフリーダイヤルへ問い合わせる

いろいろ不安な人もいるでしょう。もう専用のフリーダイヤルにお問い合わせはされましたか?JTBはこの個人情報流出に関して、専用のフリーダイヤルをもうけています。0120・589・272です。

 

2.24日にJTBは報告書をだすので、この報告書の内容をチェックする

政府の方でも、問題の大きさを認識し、対応を求めています。

観光庁はJTBに24日を期限に詳細な経緯や再発防止策などの説明を求めている。

6月22日の日経新聞の記事より

 

このように、24日にJTBはかなり詳細な報告書を提出することになっています。これが公開されるのが24日かどうかははっきりしませんが、すぐ公開されるでしょう。公開され次第、内容をしっかりチェックする必要があるでしょう。

 

[追記] JTBが観光庁に報告

 

 

3.どうしてもJTBを使いたい方は、店舗へ行くほうが無難

今回問題があったのは、i.jtb(アイドットジェイティービー)のシステムです。つまり、ネット予約の問題です。では問題が指摘されなかった店舗へ直接足を運び、予約をすればリスクは多少軽減されるでしょう。

 

現に、上記日経新聞にはこう書かれています。

JTBは公表していないが、実際の店舗では顧客離れは限定的なようだ

 

ここからもJTBのファンがいかに多いかを示しています。もちろん、100%安全なんてことはないですが、JTBを使いたい方は、とりあえず店舗で予約するのがいいでしょう。

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