ウイルス発信源に中国が浮かび上がってきた、我らが個人情報はいずこへ。

 

JTBの顧客の個人情報流出問題。つい先日取り上げました。それに関しては、

[お粗末ニュース] JTB、顧客の個人情報流出。最大793万人分。氏名、住所、電話番号、パスポート番号。JTBの貧弱システムの行方は。ウイルスには我々も気を付けないといけない。i.jtbとは?

をバックグランドとしてお読みください。

 

さて、今回はウイルスの発信源がどうも中国のようだとの日経新聞の報道。まとめと考察していきます。

 

 

サーバー攻撃に使われたのはプラグX

各種報道機関が既に報道していますが、JTBが発表したところでは、サーバー攻撃に使われたのはプラグX。(プラグエックス、plug x)。このプラグx。各種報道機関によれば、感染したら遠隔操作されてしまうというもの。つまり、海外からでも操作できてしまうという話。

 

情報発信源は中国か

で、ここからが今回のミソ。

情報セキュリティー企業、米ファイア・アイの日本法人(東京・千代田)で、サイバー攻撃の調査を手掛ける本城信輔シニア・スタッフ・リサーチ・アナリストは「日本でも素材、IT(情報技術)などのハイテク企業や防衛関連メーカーの攻撃に使われた」という。

 同社はプログラムの解析や発信源の追跡を実施。「過去の事例を調べた結果によるとプラグXの発信者が中国にいることを示していた」という。

6月17日の日経新聞の記事より

 

そうです。日経新聞の取材で、このファイア・アイ日本法人がプログラム解析、情報源の追跡を実施した結果、過去の事例から、プラグxの発信者が中国にいることを示していた、という結果がでたとのこと!なお、日経新聞によれば、プラグxは過去に日本の防衛産業などに対する攻撃に使われたとあります。防衛産業への攻撃は相当恐ろしいものがありますが、793万人の個人情報ってのも恐ろしいものがあります。これ、中国からだったとすると、一体どんなことに使われるんでしょうか。。。一刻も早い真相解明を願います。

 

 

ファイア・アイとは

ファイアアイは、セキュリティー企業です。アメリカの親会社は上場企業で大きくやってます。

日本語でどんな会社か説明すると、同社のホームページの説明によると、ファイアアイは、サイバー攻撃への対策製品およびサービスで業界をリードするセキュリティ企業、という説明の仕方をしています。

  • サイバー攻撃への対策製品およびサービスで業界をリードするセキュリティ企業

こういった問題を扱うプロ集団です。

 

 

ファイア・アイは、トップガン、名和氏がCIO就任したあのファイア・アイです

もっと親しみやすくイメージつきやすいように話すとすると。。。プロフェッショナル仕事の流儀って番組を知っている皆様。

 

覚えているでしょうか。一人サーバー攻撃とかと戦っているかっこいいプロフェッショナルがいましたよね。トップガンと言われていたあのかた。名前を名和利男(なわとしお)さんというんですが、あの名和さんは、ファイア・アイの日本法人のCTO(最高技術責任者)でしたよね。そう、まさにあの会社がファイア・アイです。あの回はよかったなぁ。名和さんは謙虚でかっこよかったです。

 

JTBは対応に追われるが、なんとか顧客の信頼を取り戻せるよう、今はできる限りのこと全てを尽くしてほしい

JTBへの問い合わせ、未だにすごいようです。上記日経新聞の記事によれば、

16日も顧客からの問い合わせが殺到した。この日午前までに電話窓口には発覚後、累計で約1万件の相談

とあるように、この問題の深さがよくわかるでしょう。私の親もJTBの利用者ですから、私も今回の問題に関してはかなり注目しています。JTBへは、全力でできる限りのことを尽くし、こまめなアップデートをしていただきたく思います。なお、この件に関して、JTBへの専用のフリーダイヤルは、0120・589・272となってます。それではまた!

 

[追記] この後、以下の記事も書いています。

[納得ニュース] JTB予約サイト販売、1割減。るるぶトラベルは本当に大丈夫か。JTB利用者のための現状分析と、今後どうすべきか考える

参考にどうぞ。

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