トルコとイスラエルが和解、トルコに動きか。

トルコとイスラエルが和解、二国間関係正常化へ

6月27日の日経新聞の記事によると、

トルコとイスラエル両政府は27日、2010年のイスラエル軍によるトルコ船団襲撃事件で悪化した２国間関係正常化で合意したと発表

とのこと。

トルコの狙いは

上記日経新聞をまとめると、トルコの狙いは主に２つ。

1. 外交的孤立への危機感
2. 天然ガス

外交的孤立への危機感に関して

上記日経新聞によれば、

トルコはロシアやエジプトと、イスラエルはイランなどとの関係が緊張、外交的な孤立への危機感が和解を促した。

天然ガスに関して

上記日経新聞によれば、

イスラエル産天然ガスの輸出入を巡る思惑の一致も歩み寄りを後押しした

具体的にはどういうことかというと、日経新聞のこの部分。

合意は、（イスラエル産のガスを）トルコ経由で欧州へ供給することに道を開く

このあたりは、下記に書くロシアでも扱います。

豆知識: トルコ船団襲撃事件とは

上記日経新聞によれば、

人道援助のためパレスチナ自治区ガザに向かっていたトルコの民間船団を公海上でイスラエル軍が急襲し、トルコ人10人が犠牲になったのをきっかけに断交の間際まで関係が悪化した。

関係正常化への道

上記日経新聞によれば、両国はお互いに新たに大使を任命するとのこと。

関連ニュース

[速報　国際政治情勢] なんとトルコのエルドアン大統領がロシアのプーチン大統領に謝罪文。ロシア軍爆撃機撃墜事件に関して。ロシアはトルコの友人であり、戦略的パートナー。トルコの外交戦略に動きか

トルコはロシアに謝罪文を書きました。驚きのニュースが続き、トルコの動きというものを垣間見ることができます。