なぜかもともと離脱派が作ったサイトが、残留派のためのサイトになっていたという、非常に不可解な真実。
国民投票やり直しのオンライン西岸は、300万人を優に超えている。オンライン請願サイトの作成者はWilliam Oliver Healey (ウイリアム・オリバー・ヒーリー)。
国民投票のやり直しのオンライン請願活動、活発化しています。
このような”EU残留派のための”活発化している運動。この署名運動を始めた人はどんな人か。
作成者の名前はWilliam Oliver Healey (ウイリアム・オリバー・ヒーリー)。署名サイトでも彼の名前が確認できます。デッドラインが11月25日になっていることも確認できます。
William Oliver Healey (ウイリアム・オリバー・ヒーリー)は実はEU残留派ではなく、EU離脱派で、それが理由でこのサイトを始めた。
で、ここがミソなんですが、このWilliam Oliver Healey (ウイリアム・オリバー・ヒーリー)、実はEU離脱派だった人です。
で、このあたり詳しく調べたのが.huffingtonpost(英語)なんですが、ここから重要箇所を私の方で取り出してくると、
- William Oliver Healey (ウイリアム・オリバー・ヒーリー)はもともとEU離脱派
- 彼はEU残留派が勝つことをおそれてこの2度目の国民投票請願サイトを始めた
- 彼はこのオンライン請願を1カ月前に始めた
- このオンライン請願サイトは”ハイジャック”されて=乗っ取られて、もともとの意図であったEU離脱派のためのサイトではなく、EU残留のためのサイトになった
- “ハイジャック”された=乗っ取られたがために、距離をおくことにした
huffingtonpost(英語)の記事よりまとめた
皮肉な話ですね、これは。
William Oliver Healey (ウイリアム・オリバー・ヒーリー)とは何者か
上記のhuffingtonpostから重要箇所をまとめると、William Oliver Healey (ウイリアム・オリバー・ヒーリー)、本人自らが言った発言として、
- 27歳
- 英国の民主活動家
- 英国を愛している
しかし、よく考えてみれば請願サイトがEU離脱派に作成されたとしても問題ない
でも、考えてみればですよ。確かに皮肉ではありますが、この請願サイト、下記の文をよーく読んでみて考えてみてください。この請願サイトの内容、それは、
投票率が75%未満で、残留あるいは離脱の多数だった方の得票率が60%未満であった場合、投票のやり直しを求める
AFPより
赤色のとこ。残留あるいは離脱、となっているでしょう。だから、別にこのサイトは確かに残留派のためにあるサイトであるとはいえないともいえるんです。
つまり、です。
EU離脱派だってこのオンライン請願に署名できます。どういうケースかって?例えば、
EU離脱派で、今回は投票率、75%下回ってるから、これじゃフェアじゃないからもう一回やりなおそうぜ
という人です。
まぁ現実問題として離脱が決まったわけですから、そういう人はいないわけですが、理論上は上記の理論は成り立つでしょう。ともかく重要なのは、このオンライン請願は、”ハイジャック”されたとはいえ、別に離脱派も残留派も使えるということです。もちろん、他に今後問題がでてこなければ、の話ですが。
さて、今後このオンライン請願の威力が発揮されるか、要注目です。