[更新] JR九州の上場は10月25日となりそう
JR九州上場へ本申請、時期は2016年10月、時価総額5000億円という大規模上場に市場は盛り上がりそうだ。
JR九州。正式名称は九州旅客鉄道。観光列車で有名(下記に具体例詳しく書きます)。ファンもかなり多いと聞きます。そんなJR九州ファンに朗報が。遂にJR九州が上場本申請をしました。以下、7月1日の日経新聞の記事を中心にまとめ、考察していきます。
JR九州、上場本申請。上場は10月か。規模は5000億円。
上記日経新聞をまとめると、
九州旅客鉄道(JR九州)が30日に東京証券取引所に株式上場を本申請
審査が順調に進めば、10月に東証1部に上場
時価総額は5000億円規模の見通し
というわけで、ファンの皆様、おめでとうございます。JR九州、上場本申請しました。10月というともうすぐですね。時価総額は5000億円規模!でか。大型というか超大型でしょう。LINEに次ぐ規模ですねこれは。
もともと2016年上場を目標に努力してきた
なお、JR九州のオフィシャルホームページのごあいさつ(この記事掲載時)、では、
平成28年度株式上場を目指し
としてきました。これはもう知ってる人は知ってる公の事実。この目標は達成できそうですね。
主幹事は?
上記日経新聞によれば、主幹事証券会社にあがっているのは、
野村証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
JPモルガン証券
など国内外5社
ほう、国内外ですか。
現在の株式保有者は?
上記日経新聞によれば、
国土交通省が所管する独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が100%保有する
というわけで国交省下の独立行政法人が100%保有とのこと。
JR九州、苦難の日から羽ばたく
上記日経新聞によれば、JR九州は、苦難の日々を経験しましたが、着実に成果をあげてきました。
旧国鉄の分割民営化で発足して以来、本業の鉄道事業で赤字
ホテルやマンション、外食など事業の多角化で収益力を高める
豪華寝台列車「ななつ星in九州」の運行などで鉄道需要の喚起に力を入れてきた。
17年3月期に鉄道事業で初の黒字を確保するメドを付けた
豆知識とJR九州の魅力、ななつ星in九州とは
いちようなんでJR九州が支持されているかをちゃんと理解してもらったほうがいいと思うので、今回はななつ星in九州の話をしたいと思います。
これは乗ったことない人にはちょっと想像つきにくいかもしれないですが、観光寝台列車です。例えば1泊2日ないしは3泊4日が通常です。今は震災代替えコースがあります。九州のうまい食事もでてきます。値段もかなりします。でも、人気。
つい最近の、2016年6月13日には、ななつ星in九州は、第1回日本サービス大賞で、内閣総理大臣賞も受賞しています。
JR九州のオフィシャルのニュースリリース(PDF)を参考資料として貼っておきます。
ちなみに6月14日の読売新聞の記事から、このななつ星九州の魅力をまとめると、
最高賞「内閣総理大臣賞」を受賞
豪華列車というハード面にとどまらず、乗務員のサービスと沿線住民の歓迎が一体となって今までに経験したことがない感動を提供
九州を代表する象徴的な列車
同様の取り組みが他社に広がった
6月14日の読売新聞の記事
というように、まぁ一言キーワードを書けば、感動。これにつきます。感動を提供する列車です。普段、電車に揺られてテキトーに乗ってるのとはわけが違うわけですから、おもしろいですよね。値段の価値がある、ということでしょう。
JR九州の財務の状況と3か年計画はどうか
5月20日の日経新聞の記事によると、
2017年3月期に鉄道事業が営業黒字になる見通し、民営化後初
で、この理由の一つとして、減損処理とコスト圧縮があげられています。今回は細かいこと書きませんが、なるほどねぇという内容。ちゅうわけで単純に2016年、2017年あたりの比較はちょいとだけすんなりいかないかもしれませんが、とりあえず言えるのは、上場前に減損処理して震災の影響あっても順調ってこと。まぁ上場する準備はできたから上場するってあたりですね。
さらに、上記日経新聞の記事によると、2017年3月期からの3か年の計画では、
19年3月期に連結売上高で4000億円
設備投資額は3年間で1900億円
鉄道事業の安全投資に650億円
成長投資に800億円
いいですねぇ。未来投資。この上場はけっこうおもしろいんかもしれませんね。楽しみです。それではまた!
[更新] JR九州の上場は10月25日となる見込み
ロイターによると、JR九州の上場は10月25日になりそうだとのこと。
10月25日に上場となる見込み
今年2番目の大型上場。楽しみですね。