なんという情けなさ。
虚偽記載
7月13日のロイターの報道によると、富山県議会副議長を務める矢後肇県議が、政務活動費で2010年度から2014年度に書店で購入したとしていた数百冊の書籍が、実は全て未購入で、虚偽をしていたとのこと。総額約460万円とのこと。虚偽記載。。。
富山県議会副議長を務める矢後肇県議(56)=自民=は13日、富山市内で記者会見し、政務活動費で2010年度から14年度に同県南砺市の書店で購入したとしていた数百冊の書籍が全て未購入で、虚偽だったと明らかにした。
総額は約460万円に上るとみられる。
舛添氏のようにクレヨンしんちゃんとか買ってるんじゃなくて、そもそも買ってもいないのに買ってることにしている。これはアウト。
しかも、460万円。仮に本が1000円だとしても、4600冊分の偽装レシート。情けない。
どのように架空請求していたのか
朝日新聞によると、書店を買ったということで、領収書が添付されていたが、手元にあった書店の領収書をもとに店の公印も含めて偽造したとのこと。本人も認めているとのこと。
書籍すべてを県内の同一書店で購入したとして領収書が添付されていた
手元にあった書店の領収書をもとに店の公印も含めて偽造した
普通に企業の監査してもこういう醜いのに遭遇することなんて通常ないです。これはプロの技。
なぜこのようなことをしたのか、なぜ途中でやめたのか
上記朝日新聞によると、将来に金を残しておけないかと思い始めて始めたとのこと。しかし、2014年度の野々村竜太郎議員を見て、やめたとのこと。
将来に金を残しておけないか
14年度に政活費の架空請求を指摘された野々村竜太郎・兵庫県議(当時)の号泣会見を見たのを機にやめた
というと、14年以降はいつばれるかなぁと思いながら活動していたってことですかね。モラルのない県議員とかがここ数年で一気にクローズアップされていますね。
お金の使い道は
上記朝日新聞によると、これらの得た資金は口座にまだあるとのこと。
架空請求で得た政活費は「口座に残っている」と述べた
議員辞職はするのか
上記朝日新聞によると、支持者と相談してから議員辞職するか決める、とのこと。
議員辞職については「支持者と相談する」と語った。
支持者と相談してる場合じゃなくて、即刻議員辞職でしょう普通。企業で仮に経費偽造していた人なんかがいたら、即刻クビでいいでしょう。こんなの政治家以前の問題。あまりにも情けない。
[更新] 議員辞職することに
ロイターによると、15日、矢後肇氏が議員辞職の意向を固めたとのこと。本人の意思は固いとのこと。
- 矢後肇前副議長(56)が議員辞職の意向を固めたことが15日、分かった
- 「後援会の会合で『責任を取り、職を辞したい』と伝えた」と電話
- 意思は固い
一から出直してください。
矢後肇県議とは
上記朝日新聞によると、
地銀行員を経て
03年の県議選で初当選
現在4期目
今年3月から副議長を務めている
富山県議会のプロフィールでは、生年月日は昭和34年10月17日。