ダメはダメ。

 

ドーピングしてなかった選手にとってはかなりきつい宣言がでました。

 

CAS、ロシア68選手の訴えを棄却へ

7月21日に時事通信が報じたところ、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は21日、組織的ドーピング違反でロシア陸連が資格停止処分され、ロシア選手すべてが原則として国際大会に出場できないことを不服としていたロシア68選手の訴えを棄却したとのこと。

 

これでロシア陸上選手全員が原則としてリオ五輪への出場ができなくなったとのこと。

 

  • スポーツ仲裁裁判所(CAS)

  • 21日、組織的なドーピング違反でロシア陸連が国際陸連から資格停止処分を科され、ロシア選手全てが原則として国際大会に出場できないことを不服としたロシア68選手の訴えを棄却

  • ロシア陸上選手のリオデジャネイロ五輪への出場は原則としてできなくなった

 

 

世界記録保持者であるイシンバエワもリオ五輪に参加できず。イシンバエワ、訴えを却下される。

上記時事通信によると、女子棒高跳び世界記録保持者のエレーナ・イシンバエワも国際陸連に申請して、個人資格でリオ五輪出場を目指していたが、却下されたとのこと。

 

  • 女子棒高跳び世界記録保持者のエレーナ・イシンバエワらが国際陸連に申請して却下

 

この人はドーピング関与せず世界記録保持者でしょう。ちょっと状況的に悲惨ですね。

 

イシンバエワはドーピングしてませんよ。ただ、イシンバエワはロシア陸連のメンバーなんで、排除です。

 

 

豆知識: イシンバエワ選手とは

イシンバエワ選手はロシアの陸上選手。女子棒高跳び世界記録保持者(5.06m)産経新聞によると、2004年アテネ五輪、2008年北京五輪で金メダリスト。2014年に女児を出産したものの、選手としての集大成としてリオ五輪出場を目指していたとのこと。

 

  • 2004年アテネ五輪、08年北京五輪で金メダルを獲得

  • 14年6月に女児を出産

  • 競技生活の集大成としてリオ五輪出場を目指している

 

 

ロシア選手団全体のリオ五輪除外の可能性が高まる→その後の更新も重要

上記時事通信によると、IOCはCASの判断を考慮するとのことから、24日に開く臨時理事会でロシア選手団全体をリオ五輪から除外する可能性が高まったとのこと。

 

  • 国際オリンピック委員会(IOC)はCASの判断を考慮

  • 24日に開く臨時理事会でロシア選手団全体をリオ五輪から除外する可能性が高くなった

 

いくらIOCのバッハ会長とプーチン大統領が親密でも、こうなってきてはもう手を差し伸べるのがかなり難しくなってきたといえるでしょう。

その後、全面排除ではなくなりました。更新参照。

 

 

[更新] 結局、IOCの決定により、各競技のIFが一人ひとりのロシア選手についてチェックし、参加判断すことになった

日経新聞によると、結局IOCの決定としては、IFが一人ひとりのロシア選手について、過去のドーピング実績などを確認したうえで参加の是非を決めることになったとのこと。

 

  • IOCの決定では各競技のIFが一人ひとりのロシア選手について、過去のドーピング検査の実績などを確認したうえで参加の是非を決めることになった

 

反ドーピング機関は、厳しい対応、すなわち、ロシア全選手の五輪からの締め出しを求めていただけに、IOCの判断に批判が集まっています。

 

以前から私の方では、IOCのバッハ会長とプーチン大統領は友好関係にあり、親しいと書いてきました。

 

できる限りのことはするということで、いろいろやっていましたが、どうも流れ的にロシアが不利な状況が続いていた。

 

反ドーピング機関の意見を覆すほどの決定があったということは、今回は友好関係はもちろんのこと、それ以上の何かがあるような感じがしてなりません。

 

 

[更新] イシンバエワ選手、引退へ

8月15日に時事通信が報じたところ、国家主導でのドーピング問題でリオ五輪出場を絶たれたイシンバエワ選手が引退することになったとのこと。

 

この人はドーピングなしで世界記録保持者であったと認識しています。大変残念です。

 

 

[更新] 世界記録保持者のイシンバエワの出場さえ認めなかったCASが、クリシナの出場を認める判決を下す

CASはクリシナを支持。ダリア・クリシナは再びリオ五輪出場可能に。CAS、ロシアのクリシナ選手の異議申し立てを認め、リオ五輪出場を認める。二転三転したが朗報

イシンバエワは何を思うか。

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