申告漏れの額が半端ない。

名古屋の八事山興正寺、3年間で約6億5千万円の申告漏れを国税局が指摘

日経新聞によると、名古屋にある高野山真言宗の八事山興正寺が、名古屋国税局の税務調査を受け、2015年3月期までの3年間に約6億5千万円の申告漏れを指摘されていたとのこと。

 

  • 高野山真言宗の八事山興正寺(名古屋市昭和区)

  • 名古屋国税局の税務調査

  • 2015年3月期までの3年間に約6億5千万円の申告漏れを指摘

 

6億5千万円の申告漏れ。しかも3年間で。それにしてもすごい金額。

 

追徴税額は約8500万円。ただ、悪質な隠ぺい行為はなかった。

上記日経新聞によると、無申告加算税など含めた追徴税額は約8500万円とのこと。ただ、重加算税の対象となる悪質な仮装・隠蔽行為はなかったとのこと。

 

  • 無申告加算税などを含めた追徴税額

  • 約8500万円

  • 重加算税の対象となる悪質な仮装・隠蔽行為はなかった

 

まぁ意図的でなかった、というのが唯一の救いでしょう。ただ、事件が深いものであることが分かる内容が下記ででてきます。

 

 

帳簿保有者で税務処理担当は、罷免された元住職

関係者の間で議論になるのはこの点でしょう。上記日経新聞によると、興正寺では2014年に、土地を勝手に売却したなどとして、総本山の金剛峯寺が当時の住職を罷免し、別の人物を住職に任命したとのこと。しかしながら、この元住職は寺にとどまったとのこと。そして、税務処理は、帳簿を保有するこの元住職がしていたとのこと。2015年3月期は無申告だったとのこと。

 

  • 興正寺では14年、土地を勝手に売却したなどとして総本山の金剛峯寺(和歌山県高野町)が当時の住職を罷免

  • 別の人物を住職に任命した

  • 税務処理は、帳簿を保有する元住職がしており

  • 15年3月期は無申告

この事件。覚えていますか。これでこの人物が誰なのかわかりましたこの元住職というのは、梅村正昭・前住職のことでしょう。下記で書きます。

 

 

梅村正昭・前住職は罷免された住職。土地を勝手に売ってしまった。

2015年の朝日新聞によると、騒動の発端は2012年興正寺が総本山の承認なく土地を売り、売却額の3%を礼録として納めなかったとのこと。これにより、梅村正昭・当時住職は罷免されたとのこと。梅村前住職は、多額の礼録を要求され、檀信徒に負担を強いるのは本意ではない、といい、総本山との関係解消を宣言したとのこと。ただ、その後もこの梅村前住職は興正寺の実効支配を続けているとのこと。

 

  • 騒動の発端は2012年

  • 興正寺が総本山の承認なく土地を売り、売却額の3%を礼録として納めなかった

  • 罷免された前住職側

  • 多額の礼録を要求され檀信徒に負担を強いるのは本意でない

  • 総本山との関係解消を宣言

  • 2年近く実効支配

  • 罷免された梅村正昭・前住職

ありましたね、こんな事件。騒動の発端は2012年。3年分の税務調査と重なってきますね。

 

国税局は、登記上、現住職に追徴税額通知したもよう

上記日経新聞によると、国税局は、登記上、代表者が交代しているので、現住職に追徴税額を通知したとみられているとのこと。

 

  • 同国税局は、登記上、代表者が交代している

  • 現住職に追徴税額を通知したとみられる

上記のストーリーをご理解いただければ、現住職はたまらんと思ってるのは想像できるでしょう。今後どのように対処していくのでしょうか

 

興正寺は徳川家ゆかりの寺

興正寺は徳川家ゆかりの寺。徳川家も悲しんどりますよ。早く問題解決をしてもらいたいものです。

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