気温45度に達する砂漠の国サウジアラビアに屋内ゲレンデ、スノーシティーがオープン
8月1日に時事通信が報じたところ、気温45度に達する砂漠の国サウジアラビアに屋内ゲレンデ、スノーシティーがオープンしたとのこと。
気温45度にも達する砂漠の国サウジアラビアの首都リヤドに7月中旬、屋内ゲレンデ「スノーシティー」がオープン
これはサウジアラビアという場所で見事なマッチングといえるでしょう。なぜか。やはり以下の3つがポイントでしょう。
- 普段暑い環境にしかいないから、たまには寒いところで楽しみたい
- 室内が寒ければ、肌の露出をしなくていいから
- そもそも娯楽施設が少ないから
以下見ていきます。
1.普段暑い環境にしかいないから、たまには寒いところで楽しみたい
これはもう想像できるでしょう。45度の炎天下。たまには低気温の場所で楽しみたいでしょう。
さて、特に、2番と3番が重要になってきます。以下見ていきます。
2.室内が寒ければ、肌の露出をしなくていいから
室内の気温はマイナス3度、女性の間で人気爆発。女性客が75%。
上記時事通信によると、室内の気温はマイナス3度で、肌を露出しなくていい新たな娯楽施設は、女性の間で人気爆発とのこと。女性が10%超えると予想していなかったのが、今や75%以上が女性とのこと。
室内の気温はマイナス3度
肌を露出しなくてもいい新たな娯楽施設
女性の間で人気爆発
女性客が全体の10%を超えるとは予想していなかった
75%以上が女性
サウジアラビアでは、女性は常に肌を隠しているでしょう。上記時事通信によると、サウジアラビアの女性は頭から爪先まで隠す伝統衣装「アバヤ」を着なくてはならないとのこと。
女性は頭から爪先まで隠す伝統衣装「アバヤ」を着なくてはならない
で、この制約があるわけですが、上記で書いたように、スキー場室内はそもそも寒い。よって、アバヤのような厚着のままでも、楽しめるという点があるわけです。
3.そもそも娯楽施設が少ないから
上記時事通信によると、サウジアラビアでは映画館や劇場も禁止。娯楽施設といえば、子供向けの小さな遊園地程度とのこと。結果として、近隣のバーレーンやドバイに遊びに行ってしまう若者が多いとのこと。
サウジは映画館や劇場も禁止
娯楽施設といえば子供向けの小さな遊園地程度
近隣のバーレーンやドバイに遊びに行ってしまう若者
確かに私がドバイに行った時も、サウジアラビアから来た若者に何名か会いました。
スキー場で楽しく滑れればストレス発散にもなるでしょう。
ビジネスは想像力ありき。結局超保守の国であっても、工夫すれば楽しみ方はある。
まぁ今回の結論としては、創意工夫することが大事だということでしょう。このスキー場では、伝統的文化を重んじつつも、近隣諸国に人が流れすぎないシステムを作ったわけです。
ビジネスは想像力ありきですね。