すべて売却。時代の流れか。
スズキが富士重工業(スバル)の1369万株すべてを売却することに。9日に売却。
日経新聞によると、スズキは8日、保有する富士重工業1369万株すべてを9日に売却すると発表したとのこと。
スズキは8日、保有する富士重工業1369万株すべて
9日に売却すると発表
まず富士重工業ですが、念のためですが、名前がスバルに近いうちに変わりますよ。
さて、気になる方のために、参考資料としてスズキからのオフィシャルのプレスリリースを貼っておきます。ただ、ここに書いてあることは、この記事でカバーしています。
それはともかく、スズキはけっこうな長期間提携していたのに、遂に株を離すことにしましたか。しかも、すべての株式。けっこうな利益かと。それが下記。
スズキの富士重工業株売却での売却額及び売却益に関して。誰が買うのか。
上記日経新聞によると、1株あたり3852円で売却、売却額は527億円とのこと。これにより、株式は富士重が自社株立会外買付取引で取得する。スズキは売却に伴い468億円を特別利益として計上するとのこと。
1株あたり3852円で売却
売却額は527億円
株式は富士重が自社株立会外買付取引で取得
売却に伴い468億円を特別利益として計上
さて、当然ですが、上記プレスリリースに書いてあるように、この特別利益は、平成29年3月期第2四半期連結会計期間に計上されます。
平成29年3月期第2四半期連結会計期間
なぜスズキは富士重工業(スバル)の株式を売却するのか
上記日経新聞によると、スズキは2000年から富士重株を保有していたものの、コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)の導入をきっかけに持ち合い株の見直しを決めたとのこと。
スズキは2000年から富士重株を保有
コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)の導入をきっかけに持ち合い株の見直しを決めた
ですね。まぁこれを議論するには、そもそもなんでスズキが株を買ってんねんという話から入る必要があります。
そもそも当時なんで株を取得したか覚えてますでしょうか。それが下記。
そもそもスズキが富士重工業(スバル)の株を買った理由
当時の公式のプレスリリースによりますと、互恵と平等の精神に基づく提携関係の構築、という言葉が使われています。これまでの協力関係をさらに強化する、と。
互恵と平等の精神に基づく提携関係の構築
これまでの協力関係をさらに強化し、業務提携を結ぶことで合意
まぁもちろん友好的だからこういうことをしたといえばそうなんですが、ただ、結論から言ってしまえば、これは株の持ち合いですよ。日本企業は株の持ち合いをするところが多かった。
しかし、これに変化が最近出てきた。それが、コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)の導入です。
コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)の導入により、企業は株式持ち合いを解消、安定株主を求めている
で、このコーポレートガバナンス・コードの導入が進んだことにより、今、各企業は株式持ち合いを解消し、安定株主を模索しています。そして、まさにこれが、今、株主優待制度を始める企業が多くなっている理由でもあります。
スズキの富士重工業(スバル)株売却資金の使い道は
上記日経新聞によると、売却で得た資金の使途は決めていないとのこと。業績予想の修正が必要な場合には、速やかに開示するとのこと。
売却で得た資金の使途は決めておらず
業績予想の修正が必要な場合には、速やかに開示する
今後の注目点はここ。スズキには最近いろいろありました。この売却資金。うまく使ってくださいね。