確かに驚きの値段。
格安スマートフォン(スマホ)各社は話し放題となる音声通話を武器に高齢者や女性の開拓に乗り出す。格安スマホは一家全体を取り込むか。
日経新聞によると、格安スマートフォン(スマホ)各社が、話し放題となる音声通話を武器に高齢者や女性の開拓に乗り出すとのこと。
割安なデータ通信料を武器にビジネスマンや若者の利用が先行したが、音声通話をサービスに含めたパッケージと、店舗網の拡充で大手からの乗り換えを促すとのこと。
一家全員で格安スマホに乗り換えた家庭では年間料金が30万円安くなる例もあり、生活防衛に敏感な消費者の節約需要を狙うとのこと。
格安スマートフォン(スマホ)各社が、話し放題となる音声通話を武器に高齢者や女性の開拓に乗り出す
割安なデータ通信料を武器にビジネスマンや若者の利用が先行
音声通話をサービスに含めたパッケージと、店舗網の拡充で大手からの乗り換えを促す
一家全員で格安スマホに乗り換えた家庭では年間料金が30万円安くなる例もあり、生活防衛に敏感な消費者の節約需要を狙う
年間料金30万円も安くなるというのは、驚きとしか言いようがないですね(下記で例を出します)。
一家全員取り組んでしまおうという戦略。なかなかのミモノです。格安スマホ各社はどのようなプランを考えているのでしょうか。それが下記。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は9月に月600円かけ放題サービスを始める。IIJのサービスはいつから始まるのか、また通話時間の上限は。IIJは大手のさいやす料金の半額以下というのがポイントか。
上記日経新聞によると、インターネットイニシアティブ(IIJ)は9月に格安スマホで1回3分以内の通話が月600円(税別)でかけ放題となるサービスを始めるとのこと。
データ通信量が月3ギガ(ギガは10億)バイトのプランと組み合わせると合計2200円(税別)。大手の最安料金の半額以下に収まるとのこと。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は9月に格安スマホで1回3分以内の通話が月600円(税別)でかけ放題となるサービスを始める
データ通信量が月3ギガ(ギガは10億)バイトのプランと組み合わせると合計2200円(税別)
大手の最安料金の半額以下に収まる
IIJは、2200円で大手の最安料金の半額以下ということで、えらい安い料金を提示してきました。3分以上話さないでマメに電話する人にとっては魅力的でしょう。
NTTコミュニケーションズは8月につき850円のかけ放題サービスを始める。イオンは7月につき1500円の新サービスを始める。両社の格安スマホサービスの特徴は。
上記日経新聞によると、NTTコミュニケーションズは8月に月850円(税別)で5分以内の通話がかけ放題のサービスを追加したとのこと。イオンは7月末に月1500円(税別)の新サービスを加えたとのこと。同社は1回あたりの通話時間に制限を設けていないとのこと。
NTTコミュニケーションズは8月に月850円(税別)で5分以内の通話がかけ放題のサービスを追加
イオンは7月末に月1500円(税別)の新サービスを加えた
同社は1回あたりの通話時間に制限を設けていない
こう見ていくと、格安スマホは1回あたりの通話時間で値段、サービスが異なっていることがよくわかります。このあたりは、個々人の事情に合わせたものを探すのがいいかもしれません。
NTTコミュニケーションズは3分では足りないけど5分あれば十分という人向けでしょうか。
例えばイオンなんて前に挙げた2社よりは割高ではあるものの、1回の通話時間に制限がありません。長時間話すことが多い方は、むしろこちらの方が魅力的でしょうね。
格安スマホで1年間で30万円の節約も
上記日経新聞によると、東京都内の竹村譲氏(65)は今年3月に家族のスマホ計5回線をNTTドコモからプラスワン・マーケティングが展開する「フリーテル」に乗り換えたとのこと。月々の負担は3万5000円超から1万円前後と「べらぼうに安くなった」(竹村氏)とのこと。節約額は1年間で30万円に達するとのこと。
東京都内の竹村譲氏(65)は今年3月に家族のスマホ計5回線をNTTドコモからプラスワン・マーケティングが展開する「フリーテル」に乗り換えた
月々の負担は3万5000円超から1万円前後と「べらぼうに安くなった」(竹村氏)
節約額は1年間で30万円に達する
1年間で30万円は驚異の節約額でしょう。これは5回線という多い回線数をすべて乗り換えしたからではありますが、それでも30万円は驚異としかいいようがないですね。
いろいろいいことは書いてますが、課題も書いておきましょう。それが下記。
格安スマホのデメリット。格安スマホは大手から通信回線を借りてサービスを提供しているので、契約者やデータ通信量が急に増えるとつながりにくくなることがある。
上記日経新聞によると、格安スマホ会社はNTTドコモなどの携帯大手から通信回線を借りてサービスを提供するとのこと。大がかりな設備を持つ必要がないため安い料金を提供しやすい半面、契約者やデータ通信量が急に増えるとつながりにくくなることがあるとのこと。
格安スマホ会社はNTTドコモなどの携帯大手から通信回線を借りてサービスを提供する
大がかりな設備を持つ必要がないため安い料金を提供しやすい半面、契約者やデータ通信量が急に増えるとつながりにくくなることがある
上記日経新聞でもあるように、もともと格安スマホはメインの携帯ではなく、2台目の携帯として普及が進みました。それが今や、メインとして使う人がでてきました。
今後、利用者が増えれば増えるほど、このつながりにくくなる、という課題も増えていくかもしれません。そりゃ、自社で設備を持たずに、借りているわけですから、当然といえば当然でしょう。
このあたりの課題には対処できるのかが、今後のミモノにはなってきます。
節約にはなりますが、いちよう利用する方は、つながりにくくなる可能性があるということをしっかり認識しておく必要はあるとは思いますね。