なんと公共料金をビットコインで支払う時代の幕開け。
仮想通貨の取引所「コインチェック」を運営するレジュプレスが新電力事業者と組み、ビットコインで電気代を払えるサービスを始める
日経新聞によると、仮想通貨の取引所「コインチェック」を運営するレジュプレスは4月の電力小売り自由化で参入した新電力事業者と組み、ビットコインで電気代を払えるサービスを年内に始めるとのこと。
銀行もコンビニも円も使わない、ビットコインによる国内初の公共料金収納サービスとなるとのこと。
仮想通貨の取引所「コインチェック」を運営するレジュプレス
4月の電力小売り自由化で参入した新電力事業者と組み、ビットコインで電気代を払えるサービスを年内に始める
銀行もコンビニも円も使わない
ビットコインによる国内初の公共料金収納サービス
なんとビットコインで電気代を支払うことができるという試みが始まります。
ビットコインにまつわる様々な意見
ビットコインについては、様々な意見があると思います。ちょっと警戒している方なんかは、いろいろビットコインにまつわる事件なんかの印象を強くもたれているかと思います。
例えば、私のほうでは先月、ビットコインの65億円盗難事件について扱いました。これは香港の大手仮想通貨取引所ですが、こういうのを見ると、いったいどうなっているのかと思われる方もいるかと思います。
一方、ビットコインに対する研究と投資は行われています。例えば、三菱UFJは米国の仮想通貨取引所である、コインベース社に出資しています。そんなわけで、ビットコインはいろいろ可能性を秘めたものでもあるというのが伺えます。
そんな状況の中の今回のビットコインでの公共料金支払いという話。もう少し詳しく見ていきます。
レジュプレスは三ツ輪産業と提携。三ツ輪の電力小売り子会社イーネットワークシステムズの電気代をビットコインで支払えるようにする。
上記日経新聞によると、レジュプレスは26日にLPガス販売などを手掛ける三ツ輪産業との提携を発表とのこと。三ツ輪の電力小売り子会社イーネットワークシステムズの電気代をビットコインで支払えるようにするとのこと。
レジュプレスは26日にLPガス販売などを手掛ける三ツ輪産業(東京・港)との提携を発表
三ツ輪の電力小売り子会社イーネットワークシステムズ(東京・港)の電気代
イーネットワークシステムズとは
上記日経新聞によると、イーネットワークシステムズは電力大手の料金より4~6%安く電気を販売しているとのこと。
- イーネットワークシステムズは電力大手の料金より4~6%安く電気を販売している
4月の電力小売自由化で電力事業者の競争が高まっている
さて、今回の話で一つポイントになるのは、4月に電力小売の自由化があったという点。これにより、大手に挑戦している電力事業者がたくさんでてきているのです。
今回のイーネットワークシステムズの試みなんかも、顧客獲得するための挑戦の一つの形でしょう。
いつからビットコインで電気代が支払えるサービスが始まるのか
上記日経新聞によると、レジュプレスはイーネットワークシステムズのビットコインでの電気代支払いを11月から受け付けるとのこと。
- 11月から契約を受け付ける
ビットコインでどのように電気代を支払うのか。その仕組みとは。
上記日経新聞によると、電気代は契約者がコインチェックに設けたビットコイン口座から毎月自動で引き落とすとのこと。レジュプレスは円に換算してイーネットワークシステムズに支払うとのこと。
電気代は契約者がコインチェックに設けたビットコイン口座から毎月自動で引き落とす
レジュプレスは円に換算してイーネットワークシステムズに支払う
今回の試みにより、イーネットワークシステムズはどれくらいの顧客を獲得することができるのでしょうか。また、他の電力事業者も、競争激化にいろいろな対策をしてくると思われます。今後、新たなサービスは生まれるか、各事業者のサービスの特徴をよく比較し、選んでいきたいものですね。