住商も参入して市場は拡大しそうだ。
住友商事が駐車場シェアリングサービス最大手のakippa(アキッパ)と提携
日経新聞によると、住友商事は最大手のakippa(アキッパ)と提携して参入とのこと。
住友商事は最大手のakippa(アキッパ、大阪市)と提携して参入
住商が動きましたか。最近はこの駐車場シェアの話題がけっこう盛り上がっています。
つい先日楽天が駐車場シェア参入を発表したばかり
私の方ではつい先日、楽天が駐車場シェアに参入したという記事を書きました。
楽天が駐車場シェアに参入。楽天のシェアリングサービス「ラクパ」は駐車スペース有効活用ビジネスを盛り上げるか
上記の記事をまだ読んでおられない方は、駐車場シェアがなぜ盛り上がるのか、そのメリット含め、ぜひチェックの方、お願いします。
楽天参入で、駐車場シェアがいよいよ盛り上がると思っていた矢先。それから10日も経たないうちに、今度は住友商事が駐車場シェア最大手と提携という話が今回の話題です。
住友商事が提携するakippa(アキッパ)とは
上記日経新聞によると、アキッパはディー・エヌ・エー、朝日放送が出資するベンチャー企業とのこと。
アキッパはディー・エヌ・エー、朝日放送が出資するベンチャー企業
大手が出資もしている、駐車場シェアサービスで拡大を続けるアキッパ。最近では資金調達や提携の話もよく聞きますね。
住友商事が提携する駐車場シェアサービス「akippa(アキッパ)」の具体的な利用用法
上記日経新聞によると、個人や企業は保有する駐車場の情報をアキッパに登録し、貸出日や貸出時間を設定するとのこと。利用者はスマートフォン(スマホ)やパソコンで利用日や場所を検索して予約。料金はクレジットカードで支払うとのこと。
個人や企業は保有する駐車場の情報をアキッパに登録
貸出日や貸出時間を設定
利用者はスマートフォン(スマホ)やパソコンで利用日や場所を検索して予約
料金はクレジットカードで支払う
利用方法としては、駐車場シェアサービスとしてもスタンダードな形式のものっぽい印象を受けます。あとやはり注目点は料金でしょう。それが下記。
akippa(アキッパ)のメリットは
上記日経新聞によると、駐車料金は一般的な時間貸し駐車場に比べて3~5割安いとのこと。駐車場の所有者は貸出料を得られるとのこと。
駐車料金は一般的な時間貸し駐車場に比べて3~5割安い
駐車場の所有者は貸出料を得られる
5割までなるとかなりのお得感がしますね。一般的な時間貸し駐車場と違い、予約しますから、満車で止められなかったなんて話にはなんないのも魅力です。
Akippa(アキッパ)の現在の顧客
上記日経新聞によると、借り手は一般個人が約7割、法人顧客が約3割とのこと。セブンイレブンなどのコンビニエンスストアが配送トラックの停車用に使っているが、法人客の利用拡大が課題だったとのこと。
借り手は一般個人が約7割、法人顧客が約3割とのこと。セブンイレブンなどのコンビニエンスストアが配送トラックの停車用に使っている
法人客の利用拡大が課題だった
法人客の利用拡大が課題だったということですが、今回住商と提携することで、この点においてだいぶ改善すると思われます。住友商事はグループ企業も取り組んでいく方針のようだからです。
住友商事は住商グループ企業や取引先が駐車場シェアサービスを利用できるようにする
例えば住商グループの住友三井オートサービス(東京・新宿)は約60万台の自動車を営業車や物流車として約4万社にリースしている。これらの顧客に対し、自動車が外出する日中や週末に駐車場を貸し出すことを提案するとのこと。
両社の提携では、住商のグループ企業や取引先が、持っている駐車場をアキッパを通じて貸し出したり、アキッパの駐車場を使ったりする
例えば住商グループの住友三井オートサービス(東京・新宿)は約60万台の自動車を営業車や物流車として約4万社にリース
これらの顧客に対し、自動車が外出する日中や週末に駐車場を貸し出すことを提案
これはおもしろい話ですね。住友商事の膨大な数のグループ企業や取引先が、アキッパのサービスを利用し、駐車場を貸しだす側にもなれるし、借りる側にもなれるようにするということですね。
365日、24時間の間、使う駐車場なんてないですからね。例としてあげられているのが、けっこうでかい駐車場を持っているとみられる住友三井オートサービス。車が外出中の時や週末の駐車場が開いた時間帯に、駐車スペースを貸し出すと。おもしろい試みなんじゃないですかね。
住友商事は将来、アキッパへの出資も検討か。アキッパはなんと登録駐車場数を来年中に3倍へ。
上記日経新聞によると、住商は今後、アキッパへの出資も視野に入れるとのこと。住商の営業支援もテコに、アキッパは2017年中に登録駐車場を約3倍の2万カ所へ拡大する計画とのこと。
住商は今後、アキッパへの出資も視野に入れる
住商の営業支援もテコに、アキッパは2017年中に登録駐車場を約3倍の2万カ所へ拡大する計画
来年の間に登録駐車場が3倍の2万か所になる。すごい拡大の仕方です。住商が入るインパクトも相当大きいのでしょう。
タイムズを運営するパーク24も駐車場シェアに参入している。いわゆる駐車場運営のプロ。
楽天については既に紹介しましたが、あとパーク24が参入しています。
上記日経新聞によると、コインパーキングや月決めの駐車場「タイムズ」を運営するパーク24は8月、個人向けで参入したとのこと。すでに駐車場シェア事業で約2千台分を管理しており、一般個人会員は約580万人とのこと。
17年初めをめどに駐車場シェアで法人向けに参入する検討に入ったとのこと。タイムズの法人サービスなどを利用している会員企業(約48万件)に使ってもらう考えとのこと。
コインパーキングや月決めの駐車場「タイムズ」を運営するパーク24
8月、個人向けで参入
すでに駐車場シェア事業で約2千台分を管理しており、一般個人会員は約580万人
17年初めをめどに駐車場シェアで法人向けに参入する検討
タイムズの法人サービスなどを利用している会員企業(約48万件)に使ってもらう考え
パーク24なんてのは、駐車場運営してる会社ですよ。いわば、その道のプロ。そういったプロまでも駐車場シェアに参入しているわけですから、結局、駐車場シェア市場が今後拡大している可能性は高いのでしょう。
今回の住商参戦で、ますます盛り上がりそうな駐車場シェア市場。どれぐらい市場が盛り上がるかに注目です。