オイルマネーがドイツ銀行に入るか。
先日はトルコがドイツ銀行に関心で話題になった
先日、トルコがドイツ銀行買収に関心という記事を書きました。私の方では、トルコがまず財源を示すことができてから、話がスタートするという趣旨のことを書きました。
そんな中、今回はカタール王族が動く可能性がある、そんな話です。
カタールの王族がドイツ銀行の持ち株比率を最大25%に引き上げることを検討
7日のBloombergによると、カタールの王族がドイツ銀行の持ち株比率を最大25%に引き上げることを検討しているとのこと。事情を知る複数の関係者が明らかにしたとのこと。
カタールの王族がドイツ銀行の持ち株比率を最大25%に引き上げることを検討
事情を知る複数の関係者が明らかにした
カタール王族。これはトルコよりより現実味がある話だと思います。というのも、下記にもでてくるように、カタール王族は既にドイツ銀行の主要株主だからです。
カタール王族で元首相のハマド・ビン・ジャシム氏とそのいとこで元首長のハマド・ビン・ハリファ氏が現在約10%保有するドイツ銀行株の買い増しを模索
上記Bloombergによると、情報が公開されていないことから匿名を希望した関係者によると、カタール王族で元首相のハマド・ビン・ジャシム氏、そのいとこで元首長のハマド・ビン・ハリファ氏が現在約10%保有するドイツ銀行株の買い増しを模索しているとのこと。最終的な合意にはまだ達していないとのこと。
情報が公開されていないことから匿名を希望した関係者
カタール王族で元首相のハマド・ビン・ジャシム氏、そのいとこで元首長のハマド・ビン・ハリファ氏が現在約10%保有するドイツ銀行株の買い増しを模索
最終的な合意にはまだ達していない
ちなみにハマド・ビン・ジャシム氏は世界で最も影響力のある100人に選ばれたことがあるぐらい影響力がある人物です。
それはさておき、さて、覚えてますかね。2014年にカタール王族はドイツ銀行にお金を一気にいれました。
ドイツ銀行の大株主について。カタール王族は2014年にドイツ銀行の資本を強化するため約17億5000万ユーロを注入。
上記Bloombergによると、ブルームバーグがまとめたデータによると、同行大株主にはカタール王族のほか、ブラックロック、ノルウェー中央銀行などが名を連ねるとのこと。カタールは2014年、ドイツ銀の資本を強化するため約17億5000万ユーロを注入したとのこと。
ブルームバーグがまとめたデータによると、同行大株主にはカタール王族のほか、ブラックロック、ノルウェー中央銀行などが名を連ねる
カタールは2014年、ドイツ銀の資本を強化するため約17億5000万ユーロを注入
この当時はですね。ドイツ銀行が増資をしましたね。この自己資本増強でカタールの王族が入ってきて大株主になったわけです。
カタール王族は他の投資家とともに、ドイツ銀行に対する支配を強められる規模にまで持ち株比率を高めることを考えている。ドイツ銀行経営陣が変わる可能性も。
上記Bloombergによると、カタール王族は他の投資家とともに、ドイツ銀行に対する支配を強められる規模にまで持ち株比率を高めることを考えていると、ドイツ誌シュピーゲルが7日、情報源を明かさずに報じたとのこと。この株式取得が実現すると、経営陣の陣容が変わる可能性もあるとのこと。
カタール王族は他の投資家とともに、ドイツ銀行に対する支配を強められる規模にまで持ち株比率を高めることを考えている
ドイツ誌シュピーゲルが7日、情報源を明かさずに報じた
この株式取得が実現すると、経営陣の陣容が変わる可能性もある
私もシュピーゲル紙はちょくちょくチェックしてますので、この記事についても認識はありました。ドイツ語ですが、関心ある方のために、元記事(ドイツ語)を貼っておきます。
カタール王族が25%ドイツ銀行に入れば、ドイツ銀行はカタール色が強くなる可能性。ドイツ銀行経営陣が変われば、ドイツ銀行全体の戦略の変化も。
さて、今回の話が本当であって、もしカタール王族がドイツ銀行株を25%買い増しするとしましょう。
さすがに25%入ってくるとなると、ドイツ銀行はカタール色が強くなる可能性があります。しかもこのピンチの時にお金を投じてくるわけです。
これが実現すれば、経営陣、取締役の変化がある可能性は高いといえるでしょう。すると、ドイツ銀行の今後の戦略も一気に変わる可能性があります。
ドイツ銀行のカタール王族ドイツ銀行株買い増しに関してのコメントは
上記Bloombergによると、ドイツ銀行の広報担当者はコメントを控えたとのこと。王族である両氏の代理人とは連絡がとれていないとのこと。
ドイツ銀行の広報担当者はコメントを控えた
王族である両氏の代理人とは連絡がとれていない