苦笑してしまった。

 

トランプ次期大統領が当選後の初会見

トランプ次期大統領が11日、当選後初めての記者会見を開きました。当選後初ということで、私もライブで見ていました。

 

見どころはいくつかあったんですが、今回の会見でやはり思わず苦笑してしまった点があります。それは、中国、メキシコと同じく、日本と貿易の不均衡があると名指しされたという点。この点について書きましょう。

 

 

中国、メキシコと同じく、日本と貿易の不均衡があると名指しされた: トランプ次期大統領の当選後の初会見で、トランプ氏は、アメリカの貿易での損失がひどい状況だという。トランプ氏は日本と貿易上の良い取引ができていないと述べ、中国、日本、メキシコを名指しする。

日本についての言及は数か所でしたが、やはり一番苦笑してしまったのが、貿易の時に日本を名指しした時。

 

話の流れとしては以下の通り。

 

まず、トランプ氏がアメリカの貿易状況がいかに悲惨であるかの説明をしました。いかにアメリカは貿易で損失を被っているかなどなど。

 

そして、批判の先を、中国へと向けます。

 

さらに、数多くある国の中でも、中国、日本、メキシコを名指しし、こういった国々と貿易上のうまい取引ができていないと述べました。

 

ちなみに、会見全体で、トランプ氏は日本よりも中国に対してより多く言及しています。トランプ氏のトーンからしても、中国に対しては強めに出るような雰囲気をだしていました。

 

ただ、マイナス要因の時に、中国と一緒に名指しでひとくくりにされている点に関しては、よく認識しておく必要があります。

 

 

全体的に見ると、中国より抑え気味なものの、トランプ氏はこれまでの政権以上に、日本に対して貿易摩擦是正などを迫ってくる可能性があると感じた

なお、上記の貿易の話に行く前に、トランプ氏は、米国への投資、雇用について言及しています。

 

つい2日前、我らが世界のトヨタが米国への莫大な投資を発表しています。

 

[トヨタの賢明な判断] 世界のトヨタが米国で100億ドル投資。米国設備投資を今後5年で100億ドルとし、米国、メキシコ両国ともうまく付き合う

 

しかし、トヨタの話は出ず、メインはフィアット・クライスラー・オートモービルズやらフォードなどの話で、あとGMもこれに続けよなといった感じの内容でした。

 

全体で見ると、やはりポジティブな話の時に日本の話がバンバン出るというより、トーンこそ中国よりも抑えてあるとはいえ、ネガティブな話の時に日本が名指しされているわけです。

 

この点は、しっかり認識する必要があります。

 

今後、トランプ氏はこれまでの政権以上に、日本に対して貿易摩擦などの問題を是正するよう、何らかのプレッシャーをかけてくる可能性が十分あると感じる記者会見となりました。

 

今後のトランプ氏の動きに要注目です。

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