トランプ氏は何を思う。
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が大気浄化法に違反した疑い。違法なソフトウエアを搭載していたか。
日経新聞によると、米環境保護局(EPA)が12日、欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が大気浄化法に違反した疑いがあると発表したとのこと。
違法なソフトウエアをディーゼル車約10万4000台に搭載し、基準を超える排ガスを排出していたとして責任を追及するとのこと。
米環境保護局(EPA)が12日、欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が大気浄化法に違反した疑いがあると発表した
違法なソフトウエアをディーゼル車約10万4000台に搭載し、基準を超える排ガスを排出していたとして責任を追及する
FCAが排ガス不正の疑い。これに関してはいろいろ興味深い点がありますが、中でもやはり、12日に環境保護局(EPA)が発表したというタイミングがおもしろいなと思います。
豆知識: フィアット・クライスラーが違法なソフトウエアを搭載していたか疑いがあるとEPAが発表する前日、2つのイベントがあった。
1.前日にフォルクスワーゲンが排ガス不正で計43億ドルを支払うことで合意していた。
2.トランプ氏が当選後初会見を開き、フィアット・クライスラーをほめた
12日の発表の何がおもしろいか。
前日の11日に2つのイベントがあったからです。
1.フィアット・クライスラーの排ガス違法ソフト掲載の疑いが発表される前日、フォルクスワーゲンは排ガス不正で計43億ドルを支払うことで合意していた
排ガス不正といえばフォルクスワーゲンですが、1月11日のロイターの報道によれば、フォルクスワーゲンは11日に、排ガス不正の罪を認め、米当局に43億ドルを支払うことで和解したとのこと。
これは自動車メーカーに科される制裁金としては過去最大とのこと。
排ガス不正の罪を認めるとともに、米当局に43億ドルを支払うことで和解
自動車メーカーに科される制裁金としては過去最大
1つ問題がやっと片付いたかと思えば、翌日には、フィアット・クライスラーの責任が正式に追及されるぞとなった。VWの制裁金が巨額でしたので、フィアット・クライスラーはどうなるのかに注目が集まります。
2.フィアット・クライスラーの排ガス違法ソフト掲載の疑いが発表される前日、トランプ氏は当選後初会見を開き、フィアット・クライスラーをほめたたえていた
前日の11日には、もう1つイベントがありました。トランプ氏が当選後初会見を開いたのです。私の方でも、トランプ氏が日本との貿易不均衡があるという点に絞って記事を書きました。
[トランプ氏当選後の初会見] 貿易の不均衡の際に日本を名指し。これには苦笑するしかなかった。中国への当たりの方が強い感はあった
この会見で、トランプ氏はフィアット・クライスラーの名前を出しています。トランプ氏は、フィアット・クライスラー、フォードは米国での生産増強をするとして、両社をほめたたえていました。
そんなほめたたえた会社が翌日、このような不名誉な疑いをかけられているわけです。ほめたたえたトランプ氏としても、何とも微妙な心境であるのは間違いないでしょう。
フィアット・クライスラー(FCA)はどの車で違法なソフトウエアを搭載していたか疑いがもたれているのか
上記日経新聞によると、対象車種は2014~16年型の多目的スポーツ車(SUV)「ジープ グランドチェロキー」とピックアップトラック「ダッジ・ラム1500」。どちらも3000ccのエンジンを搭載しているとのこと。
対象車種は2014~16年型の多目的スポーツ車(SUV)「ジープ グランドチェロキー」とピックアップトラック「ダッジ・ラム1500」
どちらも3000ccのエンジンを搭載している
トランプ氏が何か発言するかにも関心を寄せたいところ。