西川氏が社長。

 

日産のゴーンCEOがCEOを退任し、会長に。日産は西川廣人氏がCEOで社長になる。日産は西川体制に。

2月23日にロイターが報じたところ、日産自動車は23日、4月1日付で西川廣人・共同CEOが社長に就任する人事を発表したとのこと。カルロス・ゴーン会長兼社長は引き続き代表権のある取締役会長を務めるとのこと。

 

  • 日産自動車は23日、4月1日付で西川廣人・共同CEOが社長に就任する人事を発表した

  • カルロス・ゴーン会長兼社長は引き続き代表権のある取締役会長を務める

 

遂にゴーン氏がCEOから退きます。ゴーン氏は代表権のある会長になりますが、社長は西川氏になり、日産は西川体制となります。

 

なお、西川廣人氏の読み方なんですが、

 

さいかわひろと」氏です。

 

 

豆知識: 社長に就任する西川廣人氏とは。西川廣人新社長は東大卒業後、日産で新卒入社し、日産を支えてきた。そもそもなぜ西川氏は2016年11月に日産共同CEOとなったのか。

以前日産が開示していた西川氏の経歴について、以前の日産のニュースからから抜粋いたします。

 

西川廣人氏の学歴

1977年

3月

東京大学経済学部経済学科卒業

 

西川廣人氏の職歴

1977年

4月

日産自動車株式会社入社

1999年

7月

欧州日産会社

2000年

4月

日産自動車株式会社 購買企画部 次長

2000年

10月

同社購買企画部 部長

2001年

4月

ルノーニッサンパーチェシングオーガニゼーション エグゼクティブ ゼネラル マネジャー

2003年

4月

日産自動車株式会社 常務執行役員

2005年

4月

同社副社長

2005年

6月

同社副社長、取締役

2011年

6月

同社代表取締役、副社長

2013年

4月

同社代表取締役、副社長、チーフ コンペティティブ オフィサー

2014年

1月

同社代表取締役、副社長、チーフ コンペティティブ オフィサー 研究・開発、生産、SCM、購買、TCSX(トータル カスタマー サティスファクション ファンクション)、ソーシング ステアリング コミッティ、TdC競争力強化推進 担当

2014年

4月

同社代表取締役、CCO

2015年

6月

同社代表取締役、CCO、副会長

2016年

11月

同社代表取締役、共同最高経営責任者、 副会長

日産ニュースルームより

 

スポンサーリンク

というわけで、東大卒業してから日産に新卒入社でやられてきた方です。昨年11月には共同CEOになっていました。

 

さて、なぜ西川氏は共同CEOになったのでしょうか。これは、ゴーン氏が三菱自動車会長兼務となったからです。つまり、ゴーン氏の力が三菱自動車に向かうと考えられ、ゆえに日産を支える体制が必要となったわけです。

 

といっても、西川氏の共同CEO就任は実際のところ、ポストゴーン氏が西川氏になる可能性が高いことを示していると見る方が大勢いました。現に今回、ポストゴーンとして西川氏が指名されています。

 

 

日産の西川廣人新社長兼CEOの功績

上記経歴からも分かるように、西川氏は購買企画部にいました。この時、コスト削減で功をなしたと言われています。

 

そして、西川氏が特に有名になったのが、2015年12月の時。

 

2015年の12月、日産自動車はルノーとフランス政府から経営権の独立性を維持、尊重することで合意と発表しました。要は、フランス政府からの干渉を避けることに成功したというわけです。

 

この時の交渉で活躍したのが西川氏だと言われています。それから約1年後、2016年11月に西川氏が日産共同CEOになりました。そして、今回、「共同」の文字が消え、単独社長兼CEOとなります。

 

さて、西川体制になり、日産はどうなるのか、要注目です。

スポンサーリンク

スポンサーリンク