これはけっこう楽しみかもしれない。
訪日外国人客が増えていますが、今回は、大阪に訪日客向けの劇場が新たにできるという話。その内容、参画する企業が非常に興味深いものになっています。
クールジャパン機構がエイチ・アイ・エス(HIS)や吉本興業などと組み、日本の文化・芸能などを発信する劇場を大阪に新設へ
日経新聞によると、クールジャパン機構がエイチ・アイ・エス(HIS)や吉本興業、在阪の民放各社と組み、日本の文化・芸能などを発信する劇場を大阪に新設するとのこと。
官民ファンドのクールジャパン機構は旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)や吉本興業、在阪の民放各社と組み、日本の文化・芸能などを発信する劇場を大阪に新設する
日本の文化や芸能を発信する劇場が大阪にできます。まずはこの劇場で具体的にどのようなことが行われそうか、見てみましょう。
大阪の「クールジャパン劇場」はいったいどのような劇場になりそうか。クールジャパン劇場では体験型の施設を充実させ、落語、文楽、歌舞伎、さらにはアニメと連動したミュージカルなどを夜まで上演。スマホでの外国語の字幕や同時通訳もあり。
上記日経新聞によると、クールジャパン劇場では食や買い物などのモノにとどまらず体験型の施設を充実させるとのこと。
劇場では落語や文楽、歌舞伎などの伝統芸能のほか、日本のアニメと連動したミュージカルなどを夜まで上演するとのこと。
HISが訪日客向けのツアーに公演を組み込むことも検討。スマートフォンなどを使った外国語の字幕や同時通訳も用意するとのこと。民放各社とも連携した企画を設け、国内向けにもコンテンツを配信するとのこと。
食や買い物などのモノにとどまらず体験型の施設を充実させる
劇場では落語や文楽、歌舞伎などの伝統芸能のほか、日本のアニメと連動したミュージカルなどを夜まで上演する
HISが訪日客向けのツアーに公演を組み込むことも検討
スマートフォンなどを使った外国語の字幕や同時通訳も用意する
民放各社とも連携した企画を設け、国内向けにもコンテンツを配信する
余談: クールジャパン劇場、夜まで上演というのはグッド。日本は夜は明るいが、外国人向けの夜の娯楽施設の充実度がいまいち。NYのブロードウェイは夜の公演が盛り上がる。クールジャパン劇場は、大阪に訪日外国人を呼びこめる可能性をもっている。
なんともすごい劇場が大阪にできます。
今回の劇場は、落語、文楽、歌舞伎やら、アニメ+ミュージカルやらと、外国人が日本文化についてより多く知るきっかけになるエンターテイメント劇場です。
当然のことながら、字幕、通訳つき。スマホでこれができるというのもおもしろそう。観光スポットとしても注目が集まるでしょう。
これを見に行くために大阪に寄りたいと思う外国人もいることでしょう。これができたら、外国人の知り合いが来日した際、日本文化の紹介もかねて、わざわざ大阪にまで足を運ぶ人もいるかもしれません。
そして、今回の注目点の一つが、夜まで上演という点かと思います。
上記日経新聞では、政府関係者の声を紹介し、急増する訪日客からは「夕食を楽しんだ後にも行ける夜の娯楽が少ない」といった声も上がっているとしています。
政府関係者によると、急増する訪日客からは「夕食を楽しんだ後にも行ける夜の娯楽が少ない」といった声も上がっている
確かに、日本は夜は明るい。ただ、外国人は夜の娯楽が少ないと考えてる人も多くないようです。
そういう意味で、夜になったらここへ行けばおもしろい、といった劇場ができるのは、非常に有意義なことかと思います。
これで思い出したのが、NYのブロードウェイ。
ブロードウェイは夜の7時とか8時とかにミュージカルが始まる、いわゆる夜の公演があるわけですが、夜のブロードウェイはかなり盛り上がってます。
大阪のクールジャパン劇場も、夜でも盛り上がるエンターテイメント劇場と考えると非常に頼もしいかと思います。
あと、最後にいったいどこの企業が参画しそうか、ここも注目点なのでチェックしておきましょう。
大阪のクールジャパン劇場は、クールジャパン機構と民間企業での共同出資会社により運営されるか。官民で設立したクールジャパン劇場に参画する企業は。クールジャパン劇場の場所大阪城公園の周辺、2018年春までの開業をめざす。
さて、今回の劇場は、いったいどのように運営されそうなのか。
上記日経新聞によると、クールジャパン機構が民間企業と共同出資の新会社を設立したとのこと。20億円超を投じ、大阪城公園の周辺に複数の劇場や屋外ステージをつくる計画とのこと。2018年春までの開業をめざすとのこと。
クールジャパン機構が民間企業と共同出資の新会社を設立した
20億円超を投じ、大阪城公園の周辺に複数の劇場や屋外ステージをつくる計画
2018年春までの開業をめざす
というわけで、大阪城公園の周辺はさらに今後盛り上がるのでしょうか。
あと、いったいどこの企業が参画しそうか。上記日経新聞によると、大阪での劇場新設に参画する主な民間企業は以下のとおり
- 在阪大手民放各社
- エイチ・アイ・エス(HIS)
- KADOKAWA
- 電通
- 吉本興業
- NTTぷらら
- ファミマ・ドット・コム
エンターテイメントという意味では、吉本の活躍にぜひ期待したいところですね。
大阪のクールジャパン劇場は盛り上がるか、要注目です。