最近は商社も病院など、医療関連ビジネスに高い関心を示しています。
本日は、丸紅がロシアで検診施設を開設するという話。
日本の医療ノウハウを提供するようで、平均寿命が短いロシアでも人気となるのでしょうか。
丸紅がロシアでロシア鉄道敷地内に健康診断などを手がける検診センターを開設、ロシア鉄道と合弁会社「予防医療診断センター」をハバロフスクにて。
23日の日経新聞によると、丸紅はロシアで健康診断などを手がける検診センターを開設するとのこと。
国営ロシア鉄道が運営する病院の敷地内に検診センターを新たにつくるとのこと。ロシア鉄道と合弁会社を設立して「予防医療診断センター(仮称)」を極東ハバロフスクの鉄道病院の敷地内に建設するとのこと。2020年の開業を目指すとのこと。
丸紅はロシアで健康診断などを手がける検診センターを開設する
国営ロシア鉄道が運営する病院の敷地内に検診センターを新たにつくる
ロシア鉄道と合弁会社を設立して「予防医療診断センター(仮称)」を極東ハバロフスクの鉄道病院の敷地内に建設する
2020年の開業を目指す
丸紅は、平均寿命が短いロシアで定期的な検査を受けられる施設を作り、日本の質の高い医療を収益事業としたい。
まず、ロシアの平均寿命ですが、男性約65歳、女性約70歳と、大国としてはその短さが目立ちます。
男性の平均寿命の短さが気になりますね。
平均寿命の短さの要因としては、今回とも関連してくる医療水準などよく挙げられてますが、あと、アルコールについての議論も幅広くなされています。
友人作ればすぐ分かりますが、ロシア人、ウォッカや、強いお酒を好んで飲む人、かなり多く見かけます。
しかも、飲み方がまた豪快。
ロシア人の知人が、40度くらいのウォッカをごくっと飲み流すのを初めて見た時は、けっこう衝撃的でした。
喉やけどしないか?あれは肝臓やられるぞと思ったものです。
さて、そんな平均寿命が短いロシアで、丸紅はここに日本の医療ノウハウを組み入れ、ビジネスとしての収益源にしようとしています。
上記日経新聞によると、ロシアは男性で約65歳、女性で約70歳と平均寿命が短いとのこと。ロシアでは定期的な検査を受けられる施設が少なく、平均寿命も短いとのこと。
丸紅は日本の質の高い医療を新たな収益事業へと育てたい考えだとのこと。検診センターをつくることで、がんや心臓病などの早期発見や健康への意識の高まりにつなげるとのこと。
ロシアは男性で約65歳、女性で約70歳と平均寿命が短い
ロシアでは定期的な検査を受けられる施設が少なく、平均寿命も短い
丸紅は日本の質の高い医療を新たな収益事業へと育てたい考えだ
検診センターをつくることで、がんや心臓病などの早期発見や健康への意識の高まりにつなげる
丸紅が検診施設で合弁会社を作るロシア鉄道について。丸紅は後にハバロフスク以外でも検診センター開設か。
今回、丸紅はロシア鉄道と組み、検診センターを解説します。
ロシア鉄道。
そもそも、ロシアのような大国を横断するのに、鉄道は必須のものですから、いかにこの会社が重要かは想像できるでしょう。
ロシア鉄道は、鉄道会社としては世界最大規模。さらに、ロシア国内では病院運営なども大きく行っていることで知られています。
今回検診センターが開設されるのはハバロフスク。ハバロフスクは、ロシア極東にあり、日本からも数時間で着きます。人材の派遣などの意味では、都合のいい場所といえるでしょう。
上記日経新聞によると、ロシア鉄道はロシア国内に約170の病院と診療所を持つとのこと。丸紅はハバロフスクでの検診センターの運営にメドがつけば、ほかのロシア鉄道の病院でも同様の施設の設置を検討していくとのこと。
ロシア鉄道はロシア国内に約170の病院と診療所を持つ
ハバロフスクでの検診センターの運営にメドがつけば、ほかのロシア鉄道の病院でも同様の施設の設置を検討していく
最後に、丸紅がどのように日本の医療ノウハウをロシアで活用するのか、もう少し具体的なところを見ておきましょう。
丸紅とロシア鉄道の検診センター、丸紅は日本の医療ノウハウを提供、亀田総合病院とも連携。
上記日経新聞によると、丸紅は医療機器の調達や人材の派遣などを担うとのこと。
日本の亀田総合病院とも連携して、病院から医師の派遣や人間ドックなどのノウハウを提供するとのこと。インターネットで現地と日本の亀田総合病院をつなぎ、画像データから症例などの検討も行うとのこと。
丸紅は医療機器の調達や人材の派遣などを担う
日本の亀田総合病院(千葉県鴨川市)とも連携して、病院から医師の派遣や人間ドックなどのノウハウを提供する
インターネットで現地と日本の亀田総合病院をつなぎ、画像データから症例などの検討も行う
丸紅経由でロシアに検診施設は今後も増えていくのでしょうか。
丸紅のロシア検診施設のゆくえは。要注目です。