今回は、SMBC日興がAIで通話をテキスト化するという話。
これは電話で応対する人にとっても、また、コンプライアンス部門の人にとっても、作業の短縮につながる話です。
今でこそまだ目新しい話題ですが、こういうのは近い将来、当たり前の話になっていることでしょう。
SMBC日興証券が、AIを使って営業員の通話をテキスト化する仕組みを導入、スマホ含む全通話がテキスト化される。
29日の日経新聞によると、SMBC日興証券は、AIを使って営業員の通話をテキスト化する仕組みを3月末までに導入するとのこと。
これまでは支店の電話が対象だったが、AI解析によって精度が向上。営業員のスマートフォンを含む全通話を自動でテキスト化できるとのこと。音声認識ソフトなどを開発するネクストジェンが提供する音声通話のテキスト化サービスを新たに導入するとのこと。
SMBC日興証券は、人工知能(AI)を使って営業員の通話をテキスト化する仕組みを3月末までに導入する
これまでは支店の電話が対象だったが、AI解析によって精度が向上
営業員のスマートフォンを含む全通話を自動でテキスト化できる
音声認識ソフトなどを開発するネクストジェンが提供する音声通話のテキスト化サービスを新たに導入する
SMBC日興証券の音声通話テキスト化サービス、メモせずに会話に集中できるだけでなく、聞くより読む方が早いので、報告書にまとめる時間も減る。コンプライアンス担当者も素早く問題発見しやすくなる。
スマホの会話までテキスト化できるということで、外出先でも会話すべてがテキスト化されます。
これは大変便利。
さて、今回の音声通話テキスト化サービスの利点ですが、これは電話を応対した人にとってはもう利点ありまくりでしょう。
まず、会話の要約をメモする手間が省けます。そもそも、メモするの時間がかかりますし、メモした紙がごちゃごちゃになってしまう心配もないでしょう。
そして、メモしない代わりに、電話対応に集中できます。
さらに、報告書にまとめる必要がある場合、この時間が圧倒的に短縮されます。会話内容をテキスト化してくれてるわけですから、これをうまく使えば素早く報告書が作れます。
重要な会話で聞き返したい時、仮に録音していたとしても、最初から最後まで聞けば時間がかかりますが、聞くのではなく、読むことができれば、それほど時間がかかりません。
電話で応対する人だけに限りません。
コンプライアンス部門の人にも便利になります。
理由としては、やはり聞くより読む方が素早くできるということ、そして、テキストの検索ができることで、重要なキーワードからコンプライアンスの問題を探ることができるようになります。
音声ではこれができませんね。
上記日経新聞によると、これまでは問題発生時など不定期でテキスト化して検査していたが、新システムでは1日に1回の頻度で可能になるとのこと。
テスト運用では、テキスト化の精度も向上したとのこと。コンプライアンスの担当者がキーワード検索などで問題部分を発見しやすくし、事務負担を軽減することにつながるとのこと。
音声認識ソフトなどを開発するネクストジェン(東京・港)が提供する音声通話のテキスト化サービスを新たに導入する
これまでは問題発生時など不定期でテキスト化して検査していたが、新システムでは1日に1回の頻度で可能になる
テスト運用では、テキスト化の精度も向上した
コンプライアンスの担当者がキーワード検索などで問題部分を発見しやすくなる
コンプライアンス担当者らの事務負担を軽減
事務負担の軽減につながるのは間違いないでしょう。
今でこそまだ目新しいですが、近い将来は、多くの会社が音声をテキスト化する時代が来るとみていいでしょう。
SMBC日興証券のAIで通話テキスト化のゆくえは。要注目です。