マイクロソフト、過去最大の買収へと勝負をかける。

 

マイクロソフトがLinkedIn (リンクトイン)を買収。その額、262億ドル(約2兆7800億円)

6月13日のBloombergの記事によると、ウォール・ストリート・ジャーナルなど、各報道機関が6月13日に報道したところによると、6月13日、マイクロソフトはLinkedIn (リンクトイン)を買収すると発表。買収額は、262億ドル(約2兆7800億円)とのこと。

 

 

あのリンクトインがマイクロソフトの傘下に入ります。LinkedIn (リンクトイン)のことを知らない方もいるかと思いますので、いちよう下記でまとめてみます。

 

LinkedIn (リンクトイン)は、ビジネスマン向けのソーシャルネットワーキングサービス

LinkedIn (リンクトイン)、知ってますか?LinkedIn (リンクトイン)は、ビジネスマン向けのソーシャルネットワーキングサービスです。よくわからない方は、まぁフェイスブックのビジネス版みたいなものだと思ってもらっていいかもしれません。

 

2002年創業なのに、ユーザーは世界で4億人以上います。とんでもなく巨大ですね。ただ、LinkedIn (リンクトイン)の場合は、フェイスブックと比べて、全然使う趣旨が違います。

 

あくまで私の感想ですが、LinkedIn (リンクトイン)を知らない方のために、まずはLinkedIn (リンクトイン)で何ができるのか、主に3つのLinkedIn (リンクトイン)の使い方を提示したいと思います。

 

  1. LinkedIn (リンクトイン)を転職ツールとして使う
  2. LinkedIn (リンクトイン)をビジネスマンとのネットワーキングの維持に使う
  3. LinkedIn (リンクトイン)でビジネスの関連ニュースを得るのに使う

 

1 LinkedIn (リンクトイン)は転職ツールとして用いられる

実は、LinkedIn (リンクトイン)っていうのは、皆様の履歴書を貼っておいて、転職情報などを得るために使われることが多いです。特にアメリカではその傾向があります。転職の際、LinkedIn (リンクトイン)が必要、なんていうケースも時々あります。

 

2 LinkedIn (リンクトイン)をビジネスマンとのネットワーキングの維持に使う

いちよう知り合いになったビジネスマンと、関係を維持するために用いられます。

 

 

3 LinkedIn (リンクトイン)でビジネスの関連ニュースを得るのに使う

この用途で使う人もいるでしょう。ビジネス関連ニュースを得たり。

 

さて、LinkedIn (リンクトイン)の解説はこれで十分かと思います。それでは、今回の買収内容についてみてみたいと思います。

 

 

マイクロソフト買収後もLinkedIn (リンクトイン)のブランドと独立性は維持される

上記ウォールストリートジャーナルの記事によると、マイクロソフトがブログで述べたところによると、

リンクトインの「独自ブランド、文化、独立性」を維持するとし、ジェフ・ワイナー最高経営責任者(CEO)がトップにとどまり、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOの直属になる

ということです。

 

これはグッドだと思います。というのも、やはり、LinkedIn (リンクトイン)がマイクロソフト色に染まると、ユーザーが離れていくような感がありますからね。

 

そのため、マイクロソフト色を出すのではなく、LinkedIn (リンクトイン)色を今後も前面に出し、協力していく、ということです。うーん、どのように協力していくのか、ここがポイントなので、さらに調べてみましょう。

 

 

リンクトイん買収の内容

上記Bloombergの記事によると、

  • 1株当たり196ドルの現金を支払う

  • これは10日のリンクトイン株価終値を49.5%上回る水準

 

とのことです。プレミアムが約50%ですね。興味深い。

 

 

マイクロソフトはLinkedIn (リンクトイン)を買収して、何がしたいのか

ここですよね、一番のミソは。6月13日の日経新聞の記事で、マイクロソフトのサティアナデラCEOの声明が抜粋されていました。それがこちら。

一緒になることでその成長を加速するだけでなく、『オフィス365』や『ダイナミクス』事業も拡大できる」

 

まさしくここですね。つまり。

 

リンクトインの買収理由

  • オフィス365やダイナミクス事業の拡大
  • つまりは、クラウド事業の拡大

 

こういうことです。リンクトインにマイクロソフトのクラウドサービスを取り入れる。これはいいマッチングだと思いますね。

 

なお、もう一点、リンクトインの最近の成長の伸びに関して、重要な点を上記日経新聞が示唆しているので、抜粋します。

 

1~3月期の売上高は前年同期比35%増の8億6000万ドル。販促費や研究開発費などがかさみ、最終損益は4500万ドルの赤字(前年同期は4200万ドルの赤字)

 

そうです、1-3月期の最終損益は赤字です。前年同期と比べ、赤字が拡大しているわけです。これも、マイクロソフトと手を組む理由の一つになったことは考えられますね。

 

ビッグサプライズでしたが、リンクトインが使いやすくなってくれれば、ヘビーユーザーの方はうれしいでしょうね。

スポンサーリンク