フランスでもISISに忠誠を誓う男。
事件概要: フランスでISISに忠誠を誓う男が登場。警察官とその妻が亡くなる。
各種報道機関によると、フランスパリ近郊のマニャンビルで13日夜、トップ警察官であるJean-Baptiste Salvaing氏は、犯人であるLarossi Abballa (25)に、自宅前で、のどやおなかなどを何回も刺されて亡くなりました。
この際、犯人は、
アッラーフ・アクバルと(アッラーアクバルやアラーアクバルともいわれる)
と叫んでいたようだという証言がでています。これはイスラム教の祈りの言葉ですが、意味は
アッラーフ(神)は偉大なり
という意味です。
この後、警察官の妻と幼い3歳の子供を人質に取り、家へ立てこもりました。その後、SWAT ((Special Weapons And Tactics) =いわゆる特殊部隊です)が突入。ラロッシアバラはこのとき射殺されましたが、妻も遺体で発見。3歳の子供は無事保護されました。亡くなられた警察官とその妻に、お悔やみ申し上げます。
犯人について: ISISに忠誠を誓う犯人、Larossi Abballa (25)の素顔が明らかに
BBCニュース(英語)によると、ラロッシアバラは
- 2011年に逮捕されている
- 2013年に2年半刑務所入りが確定
- 理由は、パキスタンで戦うためのジハード主義者をリクルート(勧誘)したため
- 明らかにSリスト入りしていた危険で要注意人物
- なんと今回の行為の際、フェイスブックでブロードキャスト(実況中継)していたといわれている
このような状況ではありましたが、フランスのインテリジェンス機関は、犯人であるラロッシアバラが差し迫った脅威という見方はしていなかった模様。
Facebook (フェイスブック)でブロードキャストって、とんでもないです。これに関しては下記でアップデートがあります。
今回の被害者は2名でしたが、ISIS関連ということで、非常に緊張が走っています。
フランスはユーロ2016の最中なので、要警戒!
また、現在はサッカーユーロ2016がフランスで始まったところです。これに関連したテロの可能性も指摘されており、警戒されています。
今回IS関連のこのようなテロ行為が行われてしまったこと、非常に残念に思います。要警戒の方、お願い申し上げます。
[アップデート] Facebook (フェイスブック)でのライブ(ブロードキャスト、実況中継)でラロッシ・アバラが言ったこと
CNN(英語)によると、ラロッシアバラはフェイスブックでの実況中継中、
子供はどうすればいいかわからない
と語っていたとされています。生中継は反則です。
フランスのおランド大統領も、これはラロッシアバラの行為はまさしくテロ行為だ、と非難しています。
[アップデート] 夜間のファストフードビジネスを始めていた
BBCによると、Larossi Abballa (ラロッシアバラ) は、夜間営業(朝方まで)しているファストフードビジネスを数カ月前に開始したとのこと。Dr. Food (ドクターフード)というお店です。なお、フェイスブックページは14日朝に停止されました。
[アップデート] Larossi Abballa (ラロッシアバラ) はIS (イスラム国)の命令に従っていた!
毎日新聞の報道では、ラロシアバラは、警察官や記者、ラップミュージシャンの名前を記した殺害の標的リストを所持していたとのこと。また、動画の中で、サッカー欧州選手権(ユーロ2016のこと)は墓場になる、と述べていたと報道。さらに、フランスの捜査当局がアバラ容疑者と関係のあった男3人を拘束し、取り調べ中とのこと。
殺害の標的リスト。。。誰がのっていたのでしょうか。
[アップデート] Larossi Abballa (ラロッシアバラ) はIS (イスラム国)の命令に従っていた!
BBC(英語)によると、今回のパリ近郊マニャンビルの事件では、ラロッシ・アバラはISISの異教徒殺害命令に従って実行したとの報道がなされています。これは大きなポイントです。