三井物産と藤森工業がインドネシアの医薬品市場を開拓。

 

これは実に興味深いニュースです。いよいよインドネシアの医薬品市場に日本企業が手をつける時代がきましたか。早速みていきましょう。

 

 

三井物産と藤森工業、インドネシアの医薬品包材メーカー買収へ

種報道機関の報道によると、三井物産と藤森工業がインドネシアの医薬品包材メーカー買収を発表したとのこと。買収総額は約70億円との報道。

 

 

買収の仕方

6月23日の日経新聞の記事によると、

大株主から株式の約8割を買い取り、残り2割は株式公開買い付けで取得する

 

とのこと。 

 

買収額

70億円(三井物産と藤森工業の合計)

 

 

買収されるインドネシアの会社

傘下に医薬品メーカーを抱えるPT・チャンピオン・パシフィック・インドネシアを買収する。同社の売上高は年約50億円で、インドネシアの株式市場に上場している。同社の79.4%の株を持つ会社を約40億円で買収し、残りの株式は一般株主から買い取る

6月23日の日経新聞の記事

 

なんだかいくつか企業が絡んでいるようで、いまいちぱっとしない。プレスリリース読んでちょっと理解してみましょう。

 

 

藤沢工業からのオフィシャルのプレスリリース

PT Kingsford Holdingsの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

を参考資料として貼っておきます。

 

なお、上記オフィシャルプレスリリースに、出資図があります。これで、先ほどの疑問点が解決されます。

PT Kingsford Holdingsの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ より

 

相関図は分かりやすい。で、プレスリリースを読めばやろうとしていること、わかります。

 

 

結局本当に欲しい会社は2社

相関図を見てください。ここにPT Avesta Continentalという会社とPT Indogravureという2社が下にありますよね。で、三井物産と藤森工業がほしいのはこの2社。なぜか。この2社が、インドネシアで医薬品の包装材料を製造販売しており、開拓のキーとなると考えているからです。そして、この2社はどの会社がもっているのかというと、PT Champion Pacific Indonesia Tbk(PT・チャンピオン・パシフィック・インドネシア)という上場会社です。確かに上場会社ですね。Bloombergでも確認できます。

 

 

まずは79.4%ゲット

で、この2社がほしいということで、この2社を保有しているホールディング会社であるPT Champion Pacific Indonesia Tbk(PT・チャンピオン・パシフィック・インドネシア)を買収するわけです。で、この企業は上場企業なわけですが、ではどういう株式構成になっているかというと、PT Kingsford Holding (PT キングスフォードホールディング)という相関図で一番上にある会社が79.42%もってるってことなんで、この会社を買収。残り約20%は市場から取得するということですね。

 

 

なぜインドネシアの医薬品なのか

ここがミソですが、上記の日経新聞によれば、

インドネシアの医薬品市場は約7千億円で、当面は年10~20%の成長が続く見込み

 

これが理由です。おもしろいじゃないですか。

 

 

藤沢工業の方が出資比率が高いのもミソ

藤沢工業って、樹脂包装材大手の上場企業なんですが、医薬品、食料品向けのをけっこう展開しています。

 

で、今回の買収企業である、PT Champion Pacific Indonesia Tbk(PT・チャンピオン・パシフィック・インドネシア)、これ、包装製品メーカーで、藤沢工業と同じく、医薬品や食品業界向けに展開してるんですね。

 

つまり、まさしく、藤沢工業がほしい会社でしょう。だから藤沢工業の比率の方が今回大きいんじゃないですかね。

 

三井物産は実力もあるからこれを手助けするというイメージではないですか。まぁそんなことは書かれていませんが、そういう筋書きである可能性は高いですね。

 

なんにせよインドネシア市場、楽しみです。

スポンサーリンク