国もオートファジー投資を今後検討してもいいかもしれない。
大隅栄誉教授がノーベル生理学・医学賞を受賞。オートファジー(自食作用)の仕組み解明。
3日は大隅栄誉教授のノーベル賞受賞が発表されました。
[祝] 大隅良典栄誉教授がノーベル医学・生理学賞を受賞。今年も日本人がやってくれた
大隅栄誉教授は、オートファジー(自食作用)の仕組みを解明したとのこと。あらためまして、大隅教授、おめでとうございます。
オートファジーの仕組みはパーキンソン病やがんなどの病気に関わっている
さて、このオートファジー。このすごさは各紙で取り上げられているのでそちらを参照していただきたいのですが、特に個人的に注目している点として、オートファジーと病気の関わりの点であります。
日経新聞によると、オートファジーの仕組みがパーキンソン病やがんなどの病気に関わっており、新たな創薬に道を開く業績が評価されたとのこと。
仕組みはパーキンソン病やがんなどの病気に関わっており、新たな創薬に道を開く業績が評価された
パーキンソン病やがん。いわゆる難病です。今回の大隅氏の受賞は、こういった難病の治療に光を与えたといってもいいかと思います。現に安倍首相も下記のように発言しています。
大隅先生の研究は難病に苦しむ方々に光
今回のノーベル賞受賞決定を受け、さっそく安倍首相が祝福の電話を入れました。日経新聞によると、安倍首相は大隅氏に、「先生の研究は難病に苦しむ方々に光を与えた。日本人として本当に誇りに思う」と伝えたとのこと。
先生の研究は難病に苦しむ方々に光を与えた。日本人として本当に誇りに思う
さて、祝福と同時に、各製薬企業、バイオ企業は、今後よりいっそうオートファジーというものに関心を寄せる必要もあります。まずは、既にオートファジーに関わっている企業を見てみましょう。
オートファジーと関連の深い銘柄はタカラバイオ、コスモバイオ、医学生物研究所
日経新聞によると、オートファジーと関連の深い銘柄としてタカラバイオ、コスモバイオ、医学生物研究所などがあげられています。
オートファジーと関連の深い銘柄
タカラバイオ、コスモバイオ、医学生物など
各社のオートファジーとの関わりを端的に抜粋すると下記のとおりです。
日経新聞によると、タカラバイオはオートファジーの研究に使う製品群を販売しているとのこと。コスモ・バイオも10年ほど前からオートファジーの研究用試薬を取り扱い始め、現在数百種類を取りそろえるとのこと。医学生物学研究所は、大学などの研究機関向けに、オートファジーの働きを調べる多数の試薬を開発・販売しているとのこと。
タカラバイオはオートファジーの研究に使う製品群を販売
コスモ・バイオも10年ほど前からオートファジーの研究用試薬を取り扱い始め、現在数百種類を取りそろえる
医学生物学研究所は、大学などの研究機関向けに、オートファジーの働きを調べる多数の試薬を開発・販売
今回のノーベル賞受賞により、このような既にオートファジー研究関連のものを扱っている企業は、これを継続、または今後追加投資するなりする動きが出てくるかと思われます。
そして、今後の課題は、まだオートファジーに手を付けていない企業。特に、上記であげた、がんやパーキンソン病に関わる製薬企業。ここへ将来的にどのように波及してくるかでしょう。
欧米ではオートファジーを既存薬で抑えるがんの臨床研究が進んでいる。日本も国としてオートファジー関連やら、何か支援できないものか。
日経新聞によると、欧米では過剰に働いたオートファジーを既存薬で抑えるがんの臨床研究が進んでいるとのこと。
欧米では過剰に働いたオートファジーを既存薬で抑えるがんの臨床研究が進んでいる
今回のオートファジーもそうですが、国として何らかの形で、こういった研究の支援、応用、そして製薬企業の国際競争力の向上の後押し。このような動きが今後さらにでてくると素晴らしいと思います。
そして、各製薬企業など(特にがん領域に力を入れている企業など)も、今後オートファジーを研究対象としていくかを検討していただきたく思います。