スナップチャットが上場。
「スナップチャット」を運営する米スナップが2日に上場。初値は公募・売り出し(公開)価格の17ドルを41%上回る24ドル。初値は取引開始から2時間後。
日経新聞によると、写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップが2日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場したとのこと。
初値は公募・売り出し(公開)価格の17ドルを41%上回る24ドルだったとのこと。取引開始から2時間近くかけて初値を付けたとのこと。
写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップが2日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した
初値は公募・売り出し(公開)価格の17ドルを41%上回る24ドルだった
取引開始から2時間近くかけて初値を付けた
スナップチャット運営のスナップが遂に上場しました。初値は公開価格41%を上回る24ドルとなりました。2時間かけて初値を付けたということで、大人気な様子がうかがえます。
豆知識: スナップチャットのスナップ上場、時価総額は約240億ドル(約2兆7000億円)と、ツイッターをとっくに超えている。スナップがアツいのは間違いないが、ツイッターのIPO時と現状を考慮すると、スナップが今後どこまで伸びるかは不透明。
スナップチャット。特に10代から20代の若い世代中心に人気です。
海外で若い世代中心にホントに人気です。上場して、時価総額はどれくらいになったのでしょうか。
上記日経新聞によると、公開価格ベースの時価総額は約240億ドル(約2兆7000億円)と、IT(情報技術)関連の米市場での新規株式公開(IPO)としては2014年の中国電子商取引大手アリババ集団以来の規模となったとのこと。
公開価格ベースの時価総額は約240億ドル(約2兆7000億円)と、IT(情報技術)関連の米市場での新規株式公開(IPO)としては2014年の中国電子商取引大手アリババ集団以来の規模となった
というわけで、アリババ以来の大型IPOです。大盛況。で、今後はどうなんだという点について。
若い世代中心に非常にアツく、これからさらに市場が開拓されていくという考えがあるのは間違いないでしょう。海外で若い人たちがどれだけ活発にスナップチャットを使っているか、この動きを見ている限り、なんとも頼もしく思えてしまう会社、それがスナップです。
ただ、一つ忘れてはいけないのはツイッターというライバルのこれまでの動き。
ツイッターもIPO時は大人気でした。でも、身売り話が出て、現状は苦戦しています。現在の株価は、IPO時の価格は何だったんだというぐらいまで下がってます。
IT企業の動きは非常に速いので、スナップだって、ツイッターと同じく、将来がバラ色だという保証はまったくありません。ライバルだって多いです。よって、今後の動きにも注視する必要があります。
スナップのIPO、IPO時に議決権のない株式のみを発行。
上記日経新聞によると、会社側は上場申請書類で「IPO時に議決権のない株式のみを発行した米国企業は他にない」としているとのこと。
共同創業者のエヴァン・スピーゲル最高経営責任者(CEO)とロバート・マーフィー最高技術責任者(CTO)の2人が通常の10倍の議決権を持つ種類株をほぼすべてを保有し続けるのに批判的な声もあったが、一部メディアによると募集株数の10倍程度の需要があったというとのこと。
会社側は上場申請書類で「IPO時に議決権のない株式のみを発行した米国企業は他にない」としている
共同創業者のエヴァン・スピーゲル最高経営責任者(CEO)とロバート・マーフィー最高技術責任者(CTO)の2人が通常の10倍の議決権を持つ種類株をほぼすべてを保有し続けるのに批判的な声もあったが、一部メディアによると募集株数の10倍程度の需要があった
ここなんですよね、今回の特徴は。議決権のない株式。それでも欲しいという人が大量にいたわけですから、それだけ将来への期待がかかっているわけです。
ただ、「議決権のない株式」が売られたわけですが、これがゆえに、今後、会社の経営がどれだけ透明なものになるのか、非常に曖昧であるともいえます。
スナップの今後に要注目です。