トヨタとソフトバンクのロボットの知名度がかなり上がってきそうだ。
ドイツ、ライプチヒにてロボカップが行われました。そこでいい成果を上げてきたのは世界のトヨタとソフトバンク。以下、7月4日の日経新聞の記事をまとめ、考察していきます。
トヨタとソフトバンクのロボット、競技会の標準機として採用される
上記日経新聞によると、ドイツのライプチヒで行われたロボカップにて、トヨタ自動車とソフトバンクのロボットが、競技会の標準機として選ばれたとのこと。度のロボットかというと、トヨタ自動車は、開発中のHSR(ヒューマンサポートロボット)で、ソフトバンクロボティクスからは、ペッパーが選ばれました。
トヨタが開発中の「HSR(ヒューマンサポートロボット)」とソフトバンクロボティクスの「ペッパー」がスペイン、フランス、中国などの競合を押しのけて競技用の標準機に採用された。
競技会の標準機にいつからなるのか
上記日経新聞によると、2017年以降、最低3年間採用とのこと。
2017年以降、家庭用ロボの共通ハードとしてソフト開発を競う新部門で使う。採用期間は最低でも3年程度。
競技会の標準機になることでのメリットは
上記日経新聞を私なりにまとめてしまうと、メリットは3つ。
- 世界の機関が両社のロボットを使うことになり、知名度が圧倒的に向上すること
- 家庭用ロボの標準になる可能性がでてきたこと
- 顧客と人材の確保で主導権を握ることができる可能性がてきたこと。
というわけで、けっこうすごい話であります。
世界の研究機関が両社のロボットを使い新たな用途やソフトウエアの技術を競うようになる。
HSRとペッパーは今回の選定により家庭用ロボのデファクトスタンダード(事実上の標準)になる可能性もある。
研究者の間での知名度があがり、引き合いも強まると期待される。
トヨタのHSR(ヒューマンサポートロボット)とは
ソフトバンクの以下、ペッパーはよくテレビでお見掛けする機会があると思います。ただ、トヨタのHSRはご存知でしょうか?トヨタはオフィシャルの公式企業サイトでビデオを公開していますので、今回はそこから、トヨタのHSR(ヒューマンサポートロボット)を紹介したいと思います。
個人的に48秒の人に渡すボタンがお気に入りですね。あと写真を吸い取ってるあたりもスマートかと。
トヨタはロボットに力を入れ始めている
トヨタは、ロボットに力を入れ始めています。私はいくつも記事を書いていますが、そのうち、2点に今回は注目します。
- トヨタ・リサーチ・インスティテュートCEOの言葉
- 三井住友信託銀行などが株を大量取得
トヨタ・リサーチ・インスティテュートCEOの言葉
以下の記事では、トヨタ・リサーチ・インスティテュートCEOの言葉を引用し、トヨタが家庭用ロボに本格的に乗り込むという話を書きました。
[注目ニュース] トヨタは近い将来、家庭用ロボットの生産をトヨタ生産方式でする可能性がある。ギル・プラット氏、語る。買収交渉はどうなっている?人員確保は?
三井住友信託銀行などが株を大量取得
長期安定株主は、ロボット作りに欠かせません。以下の記事では、三井住友信託銀行などが、トヨタ株を大量に保有したことを書いています。
[びっくりニュース] 三井住友信託銀行などがトヨタ株を5.08%取得。安定株主としての長期投資目的が狙い。日銀の影響か???トヨタにとってはロボットの件もあるので、いいニュース
とにかくグッドニュース
ソフトバンクも今いろいろあります。ただ、今回の結果。トヨタもソフトバンクも、両社はロボカップで結果を出したわけです。これは素直に検討をたたえ、拍手していいかと思います。このまま突っ走ってほしいですね。