日本企業の買収は進む。

 

16年度の日本企業の海外M&A、15年度より3割増え、過去最高の11兆円

日経新聞によると、日本企業による海外M&Aで、2016年度の買収額が、2015年より3割増え、過去最高の11兆円に達したとのこと。

 

  • 日本企業による海外企業のM&A

  • 2016年度の買収額は前年度より3割増え、過去最高の11兆円弱に達した

 

 

考察: 16年の日本企業による海外企業のM&A、前年度より3割増え、過去最高の11兆円ではあるが、11兆円のうち3割はソフトバンクのアーム・ホールディングス買収によるもの。

海外M&Aが増えてきているのは間違いないでしょう。

 

16年は11兆円。すごい金額ですね。

 

買収金額トップはどこでしょうか。

 

買収金額トップは、即答で、ソフトバンクによるアーム・ホールディングスだと言えます。即答できるのは、どう考えても飛びぬけてでかい金額だからです。

 

上記日経新聞によると、買収金額の首位はソフトバンクグループによる半導体チップ設計の英アーム・ホールディングスの買収で、約3兆3000億円。日本企業による海外企業の買収で過去最大になったとのこと。ソフトバンクは社債発行などで買収資金を確保したとのこと。

 

  • 買収金額の首位はソフトバンクグループによる半導体チップ設計の英アーム・ホールディングスの買収で、約3兆3000億円

  • 日本企業による海外企業の買収で過去最大になった

  • ソフトバンクは社債発行などで買収資金を確保した

 

3兆3000億円。とんでもない額です。

 

11兆円のうち、3兆3000億円はこれが占めてるわけです。つまり、16年の海外M&Aのうち、金額全体の3割はアーム買収によるものだったということです。

 

冒頭で、前年度より「3割」増え、とありました。おもしろいことにたまたま数字が一致しますが、単純比較対象にはなりません。

 

ただ、ここではっきりいえるのは、大型案件があるかないかで、この買収金額の変動は激しくなるとはいえますね。「もし」アーム買収がなかったらと考えてみればおもしろいと思います。

 

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なお、買収の大型化が進んだのはなぜでしょうか。上記日経新聞によると、低金利で資金を調達しやすい環境が続き、案件の大型化も進んだとのこと。

 

  • 低金利で資金を調達しやすい環境が続き、案件の大型化も進んだ

 

そういう事情は確かにありますね。

 

 

余談: 2016年の日本企業による海外企業のM&A、16年度に1兆円超えはソフトバンクくらいか。武田のバリアント胃腸薬事業買収は1兆円超と言われていたが、破談になった。

あと、私が覚えている限り、16年度の日本企業による海外M&Aで1兆円越えはこのアームの案件だけだったかと思います。

 

いや、実はおしかった案件はあります。

 

例えば、武田のバリアント胃腸薬事業買収の案件。これは金額で1兆円超と言われていました。

武田のバリアント胃腸薬事業買収交渉が破談に。価格面などで折り合えず。買収交渉決裂は武田、バリアント両社にとって残念な話。

 

ただこれ、上記記事で書いたように、破談になりました。

 

あとでかいので思いつくのは、アサヒでしょう。

 

上記日経新聞によると、アサヒグループホールディングスはブランドや販路獲得で、東欧のビール事業を約8800億円で買収。今後は収益に占める海外比率を高めるとのこと。

 

  • アサヒグループホールディングスはブランドや販路獲得で、東欧のビール事業を約8800億円で買収

  • 今後は収益に占める海外比率を高める

 

でかい買い物ですが、1兆円には届いてません。

 

 

日本企業による16年度の海外企業の買収案件数も過去最多

上記日経新聞によると、M&A助言のレコフによると日本企業による16年度の海外企業の買収額は10兆9127億円。案件数も627件と6%増え、過去最多だったとのこと。

 

  • M&A助言のレコフによると日本企業による16年度の海外企業の買収額は10兆9127億円

  • 案件数も627件と6%増え、過去最多だった

 

さて、17年度はどのような買収があるのか。要注目です。

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